世界中で社会現象を引き起こした人気ドラマゲーム・オブ・スローンズ』。ジョン・スノウを主人公にしたスピンオフの制作が報じられていたが、お蔵入りとなっていたことをキット・ハリントンが明かした。



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 Varietyによると、オリジナルドラマでジョン・スノウを演じたキットが、この度ScreenRantのインタビューでスピンオフについて言及。製作チームが「語るべき正しいストーリーを見つけられなかった」とし、HBOですでに検討から外されたことを明かしたそうだ。

 「製作準備中だったため、これまで話してこなかった。準備中の作品についてリークしたくなかったし、実現しないかもしれないのに、人々がセオリーを語り出すようなことや、アイディアについてワクワクさせることも、憎まれることもしたくなかった。企画を練っている間、あらゆる角度から、価値があるかどうか検討した。そして現段階では、その価値はない。
今は議論から外されている。僕ら皆が十分にワクワクするような語るべき正しいストーリーを見つけられなかったからだ。だから、今は準備をやめることにした。もしかしたら、将来また検討する時が来るかもしれない。でも今は違う。しっかり棚に収めたよ」

 ジョン・スノウを主人公にしたスピンオフの企画が明らかになったのは2022年。
HBOが、ジョン・スノウを主人公にした新シリーズが製作初期の段階にあると発表。これまでの報道によると、キット本人が自身のチームとともに持ち込んだ企画で、原作者ジョージ・R・R・マーティンが、『SNOW』と仮題を命名。オリジナルシリーズのファイナルでウェスタロスを去った後の物語を描くとみられていた。

 『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズは、すでにスピンオフドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を放送し、シーズン2への更新が決まっている。ほかに、前日譚となる『A Knight of the Seven Kingdoms:The Hedge Knight(原題)』の撮影も控えており、ピーター・クラッフィーとデクスター・ソル・アンセルの出演が発表されたばかり。