杉咲花が主演する映画『朽ちないサクラ』より、警察内部の巨大な闇に立ち向かう登場人物の姿をとらえた場面写真が解禁された。
【写真】杉咲花、萩原利久らが警察の闇に立ち向かう 『朽ちないサクラ』場面写真
原作は、「孤狼の血」シリーズなどで知られる柚月裕子による同名小説(徳間文庫)。
愛知県平井市在住の女子大生が、度重なるストーカー被害の末に、神社の長男に殺害された。地元新聞の独占スクープ記事により、警察が女子大生からの被害届の受理を先延ばしにし、その間に慰安旅行に行っていたことが明らかになる。
県警広報広聴課の森口泉は、親友の新聞記者・津村千佳が約束を破って記事にしたと疑う。身の潔白を証明しようとした千佳は、1週間後に変死体で発見される。自分が疑わなければ、千佳は殺されずに済んだのにーー。
主人公の県警・広報職員26歳の森口泉を演じるのは、『市子』『52ヘルツのクジラたち』『片思い世界』と主演が続き、若手随一の演技派として絶大な信頼を集める杉咲花。『帰ってきた あぶない刑事』の原廣利が監督を務める。
この度、美しく咲き誇る満開の桜を背に、強くまっ直ぐに前を見つめる森口泉(杉咲)の姿が印象的なカットをはじめとした7点の場面写真が初解禁された。ストーカー殺人、警察の不祥事、親友の死、に捜査権のない警察事務職員の泉は、どう立ち向かっていくのか…。そして、事件を追ううちに、自分自身が信じる正義と対峙し葛藤を繰り返し、強く成長を遂げる泉の姿が描かれる。
「目が強い」というプロデューサーの言葉をきっかけにキャスティングが決定した杉咲。彼女が演じる泉の視線がどのように変化を遂げるのか、その緻密な演技にも注目だ。
さらに、バディとなり泉と一緒に捜査する磯川(萩原利久)との場面写真も公開された。神社で衝撃的な真相を知ってしまう、物語の鍵となるシーンとなっている。他にも、県警捜査⼀課を指揮する梶山(豊原功補)や、泉の上司で元公安の富樫(安田顕)が、それぞれの立場から真相を追い求めて動き出す姿をとらえたものも。信じるべき“正義”とは? そして、警察内部に隠された巨大な闇の正体とは――。
映画『朽ちないサクラ』は、6月21日より全国公開。