ウーマンラッシュアワー・村本大輔の真実に迫った3年間を記録したドキュメンタリー映画『アイアム・ア・コメディアン』より、予告編映像が解禁となった。

【動画】ウーマンラッシュアワー・村本が単独で米国へ武者修行! 映画『アイアム・ア・コメディアン』予告編

 嫌われ芸人、炎上芸人…。

政治的な発言をきっかけにネットで炎上し、ついにはテレビから消えたお笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔。テレビに居場所を失った彼は劇場、ライブに活路を見いだし、自分の笑い”スタンダップコメディー”を追求する。本場米国への武者修行、韓国での出会い、パンデミックの苦悩、そして知られざる家族との関係―。世間から忘れ去られ、それでも人生をコメディーにささげ続ける芸人の、3年間を追った真実の記録。

 予告編映像では、冒頭から「口だけではあかん」と父に責め立てられる村本の姿が…。早口でまくし立てるような特徴的な漫才と共に映し出されるのは、さまざまな場所でのさまざまな出会いだ。
「おれはお笑いで世界を変える」と強気に宣戦布告をする村本だったが…コロナ禍で自分の居場所がなくなったことの孤独と涙を真正面から映し出す。

 自分の痛みや悲しみをコメディーに昇華する―。そんなスタンダップコメディーにほれ込んだ彼が選んだのは、単独での武者修行。自力で英語を学びながら、ネタを作っては舞台に立つ。実の母親に「この人は他人を嫌な気持ちにさせることが大得意」と笑われながらも、団らんのほほ笑みを見せ、家族への思いに涙があふれる。テレビには映らない、知られざる家族との絆。
世間から忘れられた芸人、テレビから消えた芸人とやゆされる村本の、一世一代の真剣勝負、真摯な三年間の断片が映し出される予告編だ。

 監督は、日本で生きるクルド人の青年を5年間にわたって取材し、クルド難民の実態を切り取った『東京クルド』(2021)で知られる新鋭ドキュメンタリスト、日向史有。「お笑いに一途な村本大輔に圧倒された」と語る監督は、本作を「人生をコメディに捧げる彼の熱と純粋さの結晶」と表現した。なお、本作は全編”英語字幕付き上映”となることが決定。上映劇場では村本語録ステッカー付き全国共通特別鑑賞券(1500円)が発売中だ(※一部の劇場を除く)。

 映画『アイアム・ア・コメディアン』は、7月6日より全国順次公開。