伊藤沙莉が主演を務める連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)の第6週「女の一念、岩をも通す?」(第29回)が9日に放送され、寅子(伊藤)とともに口述試験まで進んだ優三(仲野太賀)が大きな決断を下すと、ネット上には「号泣」「ほんとに切ない」といった反響が巻き起こった。(※以下、ネタバレを含みます。

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【写真】明日の『虎に翼』場面カット 祝福される寅子(伊藤沙莉)たち

 涼子(桜井ユキ)と香淑(ハ・ヨンス)の思いを背負って、寅子たちは再び高等試験に挑む。姿の見えない梅子を気にしながらも筆記試験を終えた寅子が帰宅すると、そこには梅子(平岩紙)からの手紙が届いていた。夫から離婚を言い渡され、三男の光三郎(石塚陸翔)を連れて家を出たという。

 寅子とよね(土居志央梨)、そして書生の優三は筆記試験を通過。1ヵ月後、寅子たちは口述試験に挑む。しかし寅子は月経を迎えてしまい、体調不良の中で試験に取り組むことになる。


 口述試験の1ヵ月後、寅子を含めた3名の女性が合格。しかし優三は不合格となってしまう。優三は寅子の前で、直言(岡部たかし)やはる(石田ゆり子)に「もう、これで終わりにします」と告げる。高等試験への挑戦を今年で最後にするという優三に、直言は「来年は口述だけだろ? せっかくここまで来たのにやめるだなんてもったいない」と悔しがる。

 しかし優三は、初めて試験に挑んだ時から腹痛に悩まされ、全力が出しきれなかったと明かしつつ「でも今年は違った。寅子さんのおかげです」と断言。
続けて、今年は勉強もはかどり、腹痛も克服し全力が出し切れたと打ち明け、晴々とした表情で「ここが潮時です」と決意を伝えるのだった。

 優三の言葉に目を潤ませる寅子の姿が映し出されると、ネット上には「優三さんで号泣」「涙が止まらない」などの声や「ヒロイン合格の晴れの日なのにこんなに悲しい」「切ない…ほんとに切ない」といったコメントが続出した。