中村倫也が主演を務め、土屋太鳳と共演するドラマ『Shrinkー精神科医ヨワイー』(NHK総合/毎週土曜22時)の第1話「パニック症」が31日に放送され、主人公の精神科医・弱井を、優しい声と穏やかな佇まいで体現する中村の演技に称賛の声が集まった。
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本作は『Shrink~精神科医ヨワイ~』(原作・七海仁、作画・月子)を実写化した「観るカウンセリング」ドラマ。
ある日、弱井は駅のホームで胸を押さえて倒れ込む女性を助ける。それがきっかけで弱井のクリニックを受診したその女性は雪村(夏帆)という会社員。夫の浮気が原因で離婚し、今は幼い息子と2人暮らし。実家は北海道で酪農業を営んでいて頼りづらく、義母とは微妙な距離感がある。そのため彼女は、仕事や家事、育児を一人で抱えてこなしていたのだった…。
弱井は、電車などの密室で呼吸困難や不安に襲われるという雪村を「大変でしたね」と優しく労りながら「典型的なパニック症の症状だと思います」と診断。落ち着いた口調で、パニック症が起こるメカニズムについて説明する。話を聞いていた雪村が「私、メンタルには自信があったんですけど…」と苦笑いすると、弱井はパニック症について「心が弱いからかかる病気ではありません。脳の誤作動なんです」と解説する。
その後も弱井は、電車に乗れなくなってしまった雪村に付き添って駅まで歩くだけでなく、息子のおゆうぎ会の会場となる保育園にも同行。