おもちゃたちの世界を舞台に、人とおもちゃのかけがえのない絆をドラマティックに描き、世界中の観客を感動の渦で包み込んだディズニー&ピクサーの大傑作『トイ・ストーリー』シリーズの最新作『トイ・ストーリー5』が歴史的な記録を残し大ヒット上映中だ。ディズニー作品歴代最速の公開11日間で50億円を突破する大ヒットとなっており、日本中が『トイ・ストーリー5』に熱狂している。

30年にわたり世界中で愛され続けてきた本シリーズ最新作が、これほどまでに特別な一本となった理由のひとつが、1作目からシリーズを支えてきたベテランスタッフの経験と、『トイ・ストーリー』を見て育った新世代スタッフの才能が融合した盤石の制作体制にある。1作目からシリーズに関わり続け、本作で監督を務めるアンドリュー・スタントンは「キャリアを通して僕は『トイ・ストーリー』に関わってきています。そして1作目の公開以降に生まれた若いスタッフたちがもたらす新たな才能。そのふたつが結びつくのに、今こそが正しい時だと感じました」と語り、『トイ・ストーリー』の歴史を知り尽くす作り手と新たな視点を持つスタッフが一丸となったからこそ、今の時代にふさわしい“シリーズの集大成”が誕生したと明かした。

【写真】広瀬アリスと写真を撮るアンドリュー・スタントン

 1996年に日本公開された『トイ・ストーリー』は、世界初の長編フルCGアニメーションとして映画史を変えた、ピクサーの原点ともいえる作品。カウボーイ人形のウッディとスペース・レンジャーのフィギュアであるバズ・ライトイヤーをはじめとするおもちゃたちが子どもたちの知らないところで動き出すという革新的な物語は、当時の観客に大きな驚きと感動を与えた。

 その後も『トイ・ストーリー2』(2000)、『トイ・ストーリー3』(2010)、『トイ・ストーリー4』(2019)とシリーズは続き、子どもとおもちゃの絆、成長と別れ、そしておもちゃにとっての幸せを描きながら、世代を超えて多くの人々の心をつかんできた。

 そんなピクサーを代表するシリーズの最新作についてスタントンは、「ピクサーでの映画作りは、誰かひとりだけのビジョンをみんなが協力してかなえるというものではありません。そうではなく優秀なバンドのようなもので、それぞれの世代や分野の才能が持ち寄られ、互いに響き合うことで、ひとつの作品が生まれるのです」と、まさにピクサーならではのチームワークが『トイ・ストーリー5』を作り上げたと語っている。

 そんなスタントンと共に1作目からシリーズ前作に携わってきたスタッフも多く参加している本作。プロダクション・デザイナーのボブ・ポーリーは、「最新作のアイデアを聞いたらすごくしっかりしたものだったので、ぜひ参加したいと思いました。昔の話を繰り返す新作を作るのではなく、今公開する意味があるものを作りたかった。
そういう意味ではこの作品は、本当に意味のある映画です。『トイ・ストーリー』は私たちの原点であり、レガシーです」と語り、ピクサーが数多くの作品を生み出してきた今もなお『トイ・ストーリー』シリーズが持つ意味の大きさを強調した。

 一方で本作には、『トイ・ストーリー』を子どもの頃に見て育った世代や公開後に生まれた世代もまた作り手として参加している。ポーリーは、「1作目の公開時に生まれていなかった人が今、スタッフの中に何人もいます。スタジオ内でもたくさんの人がこの作品に関わりたがっていました。それだけのレガシーとスケールがあるのです。この作品に参加することには大きな意味と、個人的な喜びがあって、私にとっては特別です」と語っている。

 1作目から歴史を知るスタッフの経験と、作品を愛して育った新たなスタッフの視点。その両方が加わることで、『トイ・ストーリー5』は原点への敬意と現代的な新しさをあわせ持つ作品となった。

 そんな最新作『トイ・ストーリー5』では、本当はまだまだおもちゃで遊びたいものの、タブレットに夢中な周囲の子どもたちと話が合わず、友達づくりに悩むボニーのもとに、最先端タブレット〈リリーパッド〉がやってくる。画面の中の世界へ夢中になっていくボニーを前に、“自分たちはもう必要とされていないのではないか”と不安を抱くおもちゃたち。ボニーの笑顔を取り戻すため、ウッディやバズ、ジェシーらが再び肩を並べ、“デジタル”という史上最大の脅威へと立ち向かう。


 ピクサーの原点を知るスタッフと、新しい世代の才能が融合したからこそ生まれた『トイ・ストーリー5』は、ただの続編ではなく、今こそ描かれるべき“意味のある映画”となっている。

 アニメ映画『トイ・ストーリー5』は全国公開中。

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