◆第108回全国高校野球選手権 南北海道大会 決勝 札幌日大5-3駒大苫小牧(21日・エスコンフィールド北海道)

  駒大苫小牧は3-5で札幌日大に敗れ、19年ぶりの夏の甲子園出場はかなわなかった。

 閉ざされた扉を、こじ開けることはできなかった。

駒大苫小牧の4番・野本洸志内野手(3年)は、8回に得点につながる中前打を放ったが、勝利には導けず。「悔しいです。でも後悔することはないです」と語った。

 “約束の場所”だった。父・康幸さんは同校OBで佐々木孝介監督(39)の5期上の主将。野本は子どもの頃から「駒沢の4番で甲子園に連れて行く」と公言してきた。仕事の関係で函館、神戸と転校も経験。他校の勧誘も受けたが「他の高校に行く気持ちはなかった」。思い描いた通り4番で決勝まで勝ち上がったが、あと一歩及ばなかった。

 実はもう一つの目標は達成した。父の代は準決勝で北海にサヨナラ負け。昨夏も準決勝で北海に敗れた。

19日の準決勝で北海を撃破。「自分が4番で絶対に北海に勝ってやると思ってやってきたので、北海に勝てたのがうれしかった」。悔しさだけではなかった夏をかみ締め、エスコンを後にした。(山口 泰史)

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