◆第108回全国高校野球選手権山梨大会▽準決勝 帝京三5―4山梨学院=延長10回タイブレーク=(20日・山日YBS球場)

 今秋のドラフト1位候補で二刀流右腕の菰田陽生(はるき、3年)を擁する山梨学院が、準決勝で敗退した。菰田は「4番・一塁」で先発。

延長10回からは3番手としてマウンドに上がり、150キロを記録するなど力のある投球を見せたが、帝京三の代打・竹田伊織(3年)に決勝打を許した。試合後にはグラウンドで目を真っ赤にしてうなだれた。

 報道陣に囲まれた菰田は、195センチの長身を震わせ、時に涙を見せ苦しい胸の内を明かした。

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【菰田に聞く】 

 ―試合を振り返って。

 「最後、本当にこういう形で負けてしまって、チームとしても日本一を目指していた中なので一番悔しい」

 ―10回には登板した。

 「絶対抑えてやるという気持ちで投げていたが、1点取られてしまった。それで本当に負けてしまったので、エースとしてもキャプテンとしても本当にだらしないと思う」

 ―打撃では惜しい打球もあった。

 「チャンスで回してもらっている中で、本当に自分が決めきれず、こういう負け方をしてしまった。キャプテンとしてもそうですし、4番としても本当に自分が決めきれなかったのが大きい」

 ―後輩に向けて。

 「自分たちは負けてしまって次はない。悔しい思いというのは1個下とか2個下(の選手たち)には次につなげてほしい」

 ―試合が終わった瞬間の心境は。

 「正直何が起きたのかまだわからない状態で、一番は悔しい」

 ―登板中の心境は。

 「本当はゼロで抑えたかったんですけど、1点取られてしまった。絶対1点で切るという思いでは投げていたんですけど、それが決勝打になってしまって悔しい」

 ―山梨学院での3年間を振り返って。

 「本当に高校野球を一番深くできた。1年半…(言葉に詰まって泣きながらうなずく)」

 ―仲間に対しての思いは。

 「本当に最後で、夏の甲子園に行きたかった。応援してくれた3年生も絶対、本当に日本一になりたいんだって、甲子園行きたいんだっていう気持ちを自分に伝えてくれていた。本当に申し訳ない」

 ―高校野球が与えてくれたものは何か。

 「野球の楽しさであったり、悔しさ、喜びという全ての観点において、高校野球からはいろんなことを学んだと思う」

 ―この敗戦をどのように受け止めるか。

 「夏の甲子園に行けなかったというのは、本当に高校野球として一番悔しい結果。何も残らないということになってしまうんですけど、この負けを1、2年生が秋の大会につなげてもらえれば」

 ―今後に目指すのはプロだと思うが、そこへ向けての思いは。

 「この負けを引きずっても仕方ないですけど、今は何も考えられない」

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