◆第108回全国高校野球選手権神奈川大会▽準々決勝 立花学園4―5×慶応=延長10回タイブレーク=(21日・横浜)

 慶応が延長10回タイブレークの末に逆転サヨナラで立花学園を破り、3年ぶりの4強入りを決めた。

 初回に1点を先制されるも、その裏にすぐさま同点に追いつくと2回に3安打を集めて2点を勝ち越した。

6、7回に1点ずつを失い同点に持ち込まれると、その後両校共に好機を作りながらも1点が遠く、試合は延長タイブレークに。9回までに14安打を許すなど、立花学園の圧力に終始苦しめられ、10回には1点を勝ち越された。だが、その裏、2死二、三塁から「4番・左翼」で先発出場した大棒琉雅(だいぼう・りゅうが、3年)が中前に逆転サヨナラ打を放ち、土壇場で歓喜を引き寄せた。「打球が抜けて、(二塁走者の)矢口がかえってきた瞬間は最高の瞬間だった」と主砲は白い歯を見せた。

 森林貴彦監督は「しんどい試合が多かったので、こういう試合に慣れたっていうのが(大きい)。この試合をやってても踏みとどまれたっていうのがある。今までの試合の積み重ねが、この試合につながったんじゃないかと思います」と手応えを口にした。試合後には相手に拍手も送り、「こういう舞台でこういう試合をやらせてもらえるっていうのはありがたいこと。相手あっての試合ですから。立花学園さんの強さは分かっていたし、立花学園さんのおかげでこういう試合ができたという思いで、自然に(出た)」と明かした。

 準決勝では24日、県内37連勝中の横浜と激突する。慶応と横浜が夏に相まみえるのは、2023年の決勝以来、3年ぶり。

同年は横浜を破った勢いそのままに日本一となった。主将の徳留海内野手(3年)は「攻撃の幅など、まだまだ増やしていかなければ」と気を引き締めた。

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