◆全国高校野球選手権静岡大会▽4回戦 桐陽6-5島田工(21日・ちゅ~る)

 1982年以来44年ぶりの16強入りを果たした島田工は、桐陽との接戦に5―6で敗れ、同年に並ぶ準々決勝進出はならなかった。

 島田工の快進撃は止まった。

初回2死から四球と3連打で3点を先制。3回にも2点を加えたが、その裏に3点を失って5―3。6回には2失策が絡んで3点を奪われ、逆転を許した。主将の高塚誠翔捕手(3年)は「細かなプレーで相手に流れを持っていかれた。悔しい」と涙をこぼした。

 4月に就任した座馬健人監督の下で特化してきた打撃練習は実を結び、昨秋県8強の桐陽から9安打を放った。初回2死一、二塁で初球を捉え、2点適時三塁打を放った「6番・DH」の天野豊(1年)は「チーム全体でファーストストライクから振っていこうと取り組んできたことが、ここまで勝ち上がれた要因」と胸を張った。

 ただ、逆転された後は何度も得点圏に走者を進めながらあと一本が出なかった。この日2安打を放った高塚も「チャンスで一本が出なかった。そういうところに力の差を感じた」と唇をかんだ。一方で、44年ぶりの16強入りを果たした今夏は、下級生たちが新たな歴史を築く足掛かりにもなった。

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