ニューヨークの高級住宅街アッパー・ウェスト・サイドでベビーシッターとして雇われていたヨセリン・オルテガ容疑者(50)は、幼児2人を殺害したとして第一級殺人の罪に問われている。

フライドチキンを巡って夫婦喧嘩が勃発、妻が有罪に

 現地時間10月25日、高級アパートに暮らす主婦マリナ・クリムは、末娘のスイミングスクールを終え帰宅。
直後、何者かにナイフで刺されバスタブの中で息絶えている娘ルシア(6)と息子レオ(2)を発見した。ショックを受けながらも浴室の中に進んでいったマリナはそこで、自らの喉と手首を刺し倒れているオルテガ容疑者の姿を認めたという。

 病院に搬送されたオルテガ容疑者は数日間昏睡状態が続き、29日にようやく意識を取り戻したそうだ。そして11月1日、会話が出来るまでに回復した彼女は、ルシアとレオを殺害した後、自傷したことを認めたという。これを受け、当局はオルテガ容疑者を第一級殺人の容疑で起訴したことを発表した。

 オルテガ容疑者の親族はNew York Times紙に対し、彼女が精神的な問題を抱えカウンセリングを受けていたこと、また、金銭的問題を抱えていたことなどを明かしている。


 当局は現段階で、オルテガ容疑者の容体や退院時期などの詳細は明らかにしていない。現在彼女は、警察の監視下に置かれているという。