2018年から2020年にかけて名古屋グランパスに所属した元ブラジル代表FWジョーが、母国ブラジルで逮捕された。

 現在37歳のジョーは、16歳の時にブラジルの名門・コリンチャンスでキャリアをスタートさせると、CSKAモスクワやマンチェスター・シティをはじめ、数多くのクラブでプレー。
2018年には名古屋に完全移籍で加入し、同年には明治安田生命J1リーグ(現在は明治安田J1リーグ)得点王を獲得した。また、Jリーグベストイレブンも獲得するなど、ジョーはJリーグファンに鮮烈な印象を残した。2020年に日本を去ってからは、古巣のコリンチャンスやアル・ジャバライン(サウジアラビア2部)でプレーした後、昨年2月に現役を引退。だが、今年1月になって、アマゾナス(ブラジル2部)で現役復帰を果たした。

 ブラジルメディア『グローボ』が6日に報じたところによると、ジョーは同日に行われたカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB第3節ポンチ・プレッタ戦の直前に逮捕。アウェイ戦に臨むアマゾナスは滞在先のホテルから試合会場へバスで移動していたが、ジョーはスタジアムで待ち受けていた州警察に身柄を拘束され、警察署へ連行された。
なお、『グローボ』によると逮捕の容疑は養育費の未払いだという。

 ジョーの弁護士によると、ジョーと離婚した妻との間には8人の子どもがおり、うち6人は未成年だという。養育費の支払いが完了すれば、早くとも7日には釈放される模様だ。

 栄光の“セレソン”メンバーとして2014 FIFAワールドカップ ブラジルにも出場し、輝かしいキャリアを誇ったジョー。一方、幾度となくトラブルを起こしたことでも知られ、数多くのクラブを転々としてきた過去もある。今回の件で、ジョーの経歴にまた新たなトピックが追加されることとなった。