藤本美貴が24日、東京・お台場のZepp Tokyoで、デビュー10周年記念ライブ「一夜限定!完全復活!ミキティー」を開催した。

<フォト>デビュー10周年記念ライブを開催したミキティのパワフルなステージの模様

 2002年3月13日に「会えない長い日曜日」でソロデビューし、今年で11年目を迎えたミキティだが、昨年3月に長男・虎之介くんを出産。
そのため、1年延期して2003年にファーストライブを行った会場で1年遅れての10周年記念ライブとなった。

 ブルーのミニスカートに羽飾りを着けた衣装で登場し「ブギートレイン’03」でスタートすると、ファーストライブを再現した演出にファンも大喜び。最近ではママタレントとして活躍しているミキティだが、アイドル時代からのブランクに「モーニング娘。があったり、シャッフル(ユニット)があったり、いろいろありすぎて曲を忘れちゃったので覚え直した」と話したが、パワフルな歌声とキレのあるダンスで、現役時代さながらのパフォーマンスを展開した。

 途中、昨年11月の出産以来、初ライブ参加となる中澤裕子と、モー娘。在籍中の同僚・新垣里沙がサブライズで登場して久しぶりにパフォーマンスで共演。MCでは、2階席でライブを観覧していた保田圭が藤本から「早く来て!」とリクエストされステージに登場。これには保田も「どうせなら最初からゲストとして呼んでほしかった」と話し、観客に笑いが起こった。
 
 MCでは、中澤がデビュー前の藤本と事務所で初対面した時のエピソードも披露。「今ではしっかりとしたママですが、デビュー当時はちゃんと挨拶ができない子だったんです」と藤本の不愛想な挨拶に、中澤も負けん気で挨拶をしたと明かしたが、藤本は「当時から肝が据わってたんですかね。
性格ですね」と爆笑トークを展開した。また、「モーニング娘。時代でお詫びしたいこと」というお題には、2007年に現在の夫・庄司智春との熱愛発覚でグループを脱退したことに触れ、「突然いなくなってしまってごめんなさい。お詫びする機会がなかったのでよかった」と当時を振り返った。

 グループ脱退後、アイドルから一転してリリースした演歌「置き手紙」を歌う場面では、「最初はセットリストに入っていなかったけど、私の10年を語るうえでは大事な曲。週2、3日全国各地をまわりたくさんの方と触れ合った」と振り返り、熱唱した。

 アンコールでは、「ミキティ、ミキティ」から途中で「美貴様、美貴様」にコールが変わり会場が一体に。再び登場して、NHK紅白歌合戦の出場曲で、ファンの間でも神曲とされている「ロマンティック浮かれモード」を歌うと、ファンは一斉に激しいヲタ芸でデビュー10周年を祝福。ミキティも感激して「ヲタ芸、最高でした!本当にありがとうございました!」と感謝し幕を閉じた。
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