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本作は、16歳で2005年舞台「あずみ~AZUMI on STAGE~」で衝撃的な立ち回りを見せた黒木を主演に迎え、つかこうへい氏のDNAを受け継ぐ岡村俊一の演出、脚本・渡辺和徳でおくる、剣と愛に生きた巴御前の新たなる伝説。
初日の舞台を演じたばかりのキャスト陣は、舞台衣装のまま、まだ興奮さめやらぬ面持ちで登場。主人公「巴御前」を演じる黒木は「しっかり、安全にやれたかなと思います」と充実感をにじませる。ほかのキャスト陣も「よく出来たと思います。いい初日だったな」(西岡)、「メイサを中心にした抜群のチームワークでバチバチに出来ました」(的場)、「すてきな舞台になりました」(愛原)、「稽古場以上の仕上がりです」(大河)、「一生懸命やれた。みんな気合が入っていました」(堀井)、「みんな一丸となっていいところが見せることができた」(山崎)とそれぞれが手ごたえたっぷりの様子。
2005年、見事なアクションを披露して明治座史上最年少座長公演を飾った黒木が、その作品「あずみ~AZUMI on STAGE~」と同じ岡村俊一氏の演出で再び激しい立ち回りに挑む。黒木は「舞台稽古に入る前にアクション稽古から入らせてもらった」と語る。その黒木の女武者の凛々しい舞台衣装姿は動きやすいように工夫されたという。キレのあるアクションに加え、今回はさらにパワーアップした強い女性を演じている。的場はそんな黒木について「メイサのアクションはほんとにすごい。」と大絶賛。西岡も「重い衣装であれだけのアクションを見せるのはほんとにすごいと思う」と同調。
さらに、黒木の座長ぶりを的場は「誰に対しても本当に面倒みがいい」と称賛。黒木は「稽古をしていて気づいたことがある。今回の舞台ではわたしよりも年下の人もいて、引っ張っていかなきゃという気持ちも生まれた」とコメント。座長としての自覚が周りへの気遣いとなって現れているようだ。さらに、的場は「『あずみ』の舞台でも一緒だったけれど、メイサは成長しましたよ。大女優の風格すら漂っている。それにしてもメイサのアクションはほんとにすごい。大迫力。絶対に見て欲しい」とべた褒めした。共演者たちも口をそろえて黒木の熱演を絶賛し、黒木をテレさせていた。
また、黒木の夫・赤西が本日舞台を見に来たかどうかを聞かれると、初日には来ていなかったようだが、黒木は「上演中には見に来ると思います」とコメントした。
舞台『「源平盛衰記」異聞 巴御前 女武者伝説』は、明治座にて上演中