芸能界引退を告げた五十隼士にとって最後のステージとなる「D☆DATE TOUR 2013~GLORY FIVE~FINAL」の最終公演が、11月4日、東京ドームシティホールで開催された。

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 五十嵐の件が発表される前から全公演ソールドアウトの本公演。
スタートの音楽が鳴り始めただけで歓声が上がり、会場はペンライトの青一色に。そしてメンバーが一人一人ダンスをしながらの登場。エッジの効いたナンバーで会場を一気にヒートアップさせた。

 毎回誰かが演出するMCパートでは、五十嵐がプロデュース。半袖のYシャツ&短パンの堀井新太を腹話術の人形役に見たて、「おい瀬戸(康史)、お前まだ寿司サビ抜きでちゅか」「おい荒木(宏文)。お前前髪どこいったんだよ!」(ポニーテールのようなヘアスタイルだったため)と、毒舌キャラの腹話術を披露し、会場を沸かせた。

 その後、盛り上がるナンバーを立て続けに披露し、本編は終了。アンコールではメンバーにとって大切なデビュー曲「あと1cmのミライ」を披露。さらに、ラスト公演となる五十嵐に向けてか、「応援歌」で締めくくった。

 最後のMCでは、それぞれがファンやメンバー、スタッフに感謝や今後の決意表明を述べる中、柳下大は登場直前に衣装が破け、袖で縫ってもらっていたため10分遅刻したことについて釈明。五十嵐は「良い9年間だなと本当に思います。楽しかった!」と、お客さんに伝えるとともに、メンバーにもお別れの言葉を贈った。


 最後の締めはリーダー荒木。「就職祝い! おめでとう! 」と、花束と社会人になる五十嵐にネクタイをプレゼント。そして、本当のラストナンバー「GLORY DAYS」を全員で歌唱。明るくハッピーな空気の中、5人で肩を組み深々とお礼を言い、笑顔のまま、五十嵐がいるD☆DATEの幕は閉じた。

 しかし、別れを惜しむ会場からの鳴りやまない五十嵐コールに、急遽、メンバーが再登場。五十嵐は「ありがとう。笑って終われたことを幸せに思います。悲しい別れじゃないぜ、また会えるよ!」と感謝の気持ちを伝え、五十嵐とD☆DATEのひとつの区切りと、新たな旅立ちを迎えた。
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