『ハリー・ポッター』シリーズの主役に抜擢され、世界的な名声を手に入れたイギリス人俳優ダニエル・ラドクリフ。『ハリー・ポッター』シリーズ最終章から2年、ハリー・ポッターに対する当時の複雑な心境を語った。


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 英The Guardian紙のインタビューで『ハリー・ポッター』シリーズに話が及ぶと、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(04)の後に、ハリー・ポッター役を降板することを考えたという。

 「抜けられる時間があるとしたら今しかないと思ったんだ。別の俳優がハリーの役を受け継ぐ時間がまだ十分あるとね。自分が演じ続けたら、別の映画に携わることができなくなるのではないかと思っていた時期があった。今、他のことを始めるべきではないか?とね」とダニエル。「でも結局、楽しすぎて止められなかった。それに十代の少年向けのいい役が大してなかった。特にハリー・ポッターに匹敵するほどの役は皆無だったんだ」と続けた。

 ハリー・ポッターを自分と切り離せないと理解しているというダニエル。「ハリー・ポッターが今後の僕の人生と共にあることを理解している。だからハリーのことを誰も話さなくなるような地点に目標を置くのはバカげているよね。ポール・マッカートニーが他の様々なことに携わっても、ビートルズのことを話題にしたくなるのと同じかな」。


 ダニエルはインタビューの中で、シリーズ第2弾となる『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(02)の撮影秘話も披露。「2作目の中でハリーがズボンの裾を上げて靴下をはいていないことを見せるショットがあったんだ。だけど僕は12歳にしては毛深すぎて『12歳にそんな毛が生えているなんて誰も信じない』とスタッフに言われた。それで足首から5センチほど毛を剃られちゃったよ」と語った。
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