どんな名優でも、子役と動物には勝てないと言われる演技の世界。大人の俳優を食うほどの熟した演技力を披露した子役は誰かということで、カナダのエンタメサイトWatch Mojoが「子役による最高の演技トップ10」を発表。
1位に『ペーパー・ムーン』(74)のテイタム・オニールが選ばれた。

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 詐欺師のモーゼと、モーゼに連れられ親戚の家へ向かう親を亡くした少女アディの道中での心の触れ合いを描く『ペーパー・ムーン』。主役モーゼを演じた実の父ライアン・オニールを完全に食った素晴らしい演技を見せ、史上最年少の10歳でアカデミー賞助演女優賞を受賞するに至った。

 『ペーパー・ムーン』はテレビシリーズ化されているが、テレビ版でアディを演じたのが子役時代のジョディ・フォスター。ジョディは『タクシードライバー』(76)で、ロバート・デニーロ演じるトラヴィスと交流を持つ13歳の娼婦アリシアを演じ、本ランキングで2位にランクインした。ジョディは本作でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、以後、大女優への道を進む。
 
 3位にはニュージーランド映画『ピアノ・レッスン』(94)でデビューしたアンナ・パキンが選出。5000人の中から選ばれ、撮影当時は10歳。初めての映画でホリー・ハンター、ハーヴェイ・カイテル、サム・ニールといった演技派を相手に堂々の演技力を披露し、テイタムに次ぐ最年少でアカデミー賞助演女優賞を獲得した。

 今回のランキングは撮影当時に15歳未満だった子役を対象にしたとのことだ。Watch Mojo選出「子役による最高の演技トップ10」は以下の通り。
1位 テイタム・オニール『ペーパー・ムーン』(74)
2位 ジョディ・フォスター『タクシードライバー』(76)
3位 アンナ・パキン『ピアノ・レッスン』(94)
4位 ナタリー・ポートマン『レオン』(95)
5位 リンダ・ブレア『エクソシスト』(74)
6位 クリスチャン・ベイル『太陽の帝国』(88)
7位 ヘンリー・トーマス『E.T.』(82)
8位 キルステン・ダンスト『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(94)
9位 ハーレイ・ジョエル・オスメント『シックス・センス』(99)
10位 マコーレー・カルキン『ホーム・アローン』(91)
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