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小さい頃から『アニー』のドキュメンタリーを見て、その大変さを感じ取っていたという野呂は「先輩みたいな感じでアニー役の方には敬語を使ってしまう。むしろ敬語が止まらない。敬語でしかお話しができないと思う」とその理由を明かす。本作では悪巧みをするリリー役に扮することになったが、「自分自身はすごくピュアなので、役作りをして頑張りたい」とニヤリ。また、「ミュージカルは4年ぶりくらい。これほど元AKBという過去の栄光に浸れる場所はないので、存分に発揮していきたい」と意気込んだ。
ほか、ミス・ハ二ガン役の遼河はるひは「宝塚から卒業して6年になる。ブランク前も男役だったので、初舞台の気持ちで頑張っていきたい」と抱負を述べ、「今回は悪役ですが、宝塚時代も悪役は好きだった。とことん子どもたちをいじめぬきたいと思う」と不敵な笑みを浮かべた。
本作は、1924年からアメリカで新聞連載がスタートした漫画「ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)」をもとに、1977年にブロードウェイのアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカル。同年のトニー賞において、作品賞をはじめ7部門を受賞し、現在も世界各国で上演され続けている。日本では1986年の初演からスタートし、これまで163万人もの動員を記録している。
当日はほかにも三田村邦彦、木村花代、大口兼悟らが登壇。ミュージカル『アニー』は4月23日から5月9日まで、新国立劇場中劇場にて上演される。