NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』。第3話『おとわ危機一髪』では、今川から鶴丸(小林颯)との婚約を命じられたおとわ(新井美羽)は、それを拒み出家しようとする。
だが今川義元(春風亭昇太)の怒りを買い、忠義の証しとして、おとわを人質に差し出すよう直盛(杉本哲太)に命じる。井伊家存続のため苦渋の選択を強いられる直盛に南渓和尚(小林薫)は、今川の怒りをしずめ、おとわの出家を認めさせて人質を免れることを約束し、おとわとともに駿府へ向かう。今川家の軍師・雪斎(佐野史郎)のもとを訪れる南渓。一方、南渓とは別で今川館へ出向いたおとわは、そこで寿桂尼(浅丘ルリ子)と対面。義元の息子・龍王丸(中川翼)に蹴鞠(けまり)勝負を申し込み、龍王丸に勝利したことから「一女とわの出家をもって本領安堵とす…」という褒美をもらう。

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 おとわが今川に許され、無事井伊谷に帰ってきたことで、ほっと胸をなでおろす井伊谷の面々。
本領安堵の条件としておとわは正式に出家することになり、「次郎法師」という名を与えられる。次郎とは井伊家の家督を継ぐ男子の名であった。翌日から兄弟子である昊天(小松和重)と傑山(市原隼人)による厳しい修行が始まる。

 井伊家当主の姫として何不自由なく育ってきたおとわにとって、畑仕事やたく鉢などの作務はつらく、すぐに音をあげて逃げ帰ってしまう。一方、今川の目付となった小野政直(吹越満)は井伊家中における発言権をますます高めていた。そんなある日、政直の命を狙う北条の手の者が井伊谷にやってくる…。


 南渓和尚から「たく鉢」を勧められたおとわが駆け回る、井伊谷の市の活気が今回の注目ポイント。岩手県に作られた井伊谷の広大なオープンセットは、周囲を森が囲み、川が流れる地形を生かして、自然と寄り添いながら生きる井伊谷の人々の営みが感じられるようになっているという。

 NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』第4話『女子(おなご)にこそあれ次郎法師』はNHK BSプレミアムにて1月29日(日)18時、総合テレビにて20時放送。