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松坂扮する日暮旅人は、ある事件がきっかけで、視覚以外の五感のすべてを失ってしまったものの、唯一の視覚が研ぎ澄まされ、その能力を駆使する探偵。血のつながらない娘の灯衣(てい)を通して陽子と知り合うこととなる。スペシャルドラマでは、過去に旅人と陽子が何らかの関係があったのでは……という伏線が張られていた。
陽子は物語の重要な鍵を握っているようだが「スペシャルドラマの時にあったキーホルダーの謎はまだ明らかになっていないのです。現時点では5話まで台本ができているのですが、これから最後に向けて色々なことが明らかになるのかなって思っています」と多部自身も今後の展開に興味津々の様子だ。
スペシャルドラマ以来、久々に以前のメンバーと顔を合わせたという多部。「また同じメンバーでやれるのは嬉しい半面、堤(幸彦)監督の現場はカット数も多く、アイデアもたくさん出てくるので大変です」と本音ものぞかせる。それでも「そんなアイデアに松坂さんも濱田さんも、木野花さんも、木南(晴夏)さんもゲストの方も、『ハイ』って適応していくんです。そういう方たちと現場を作っていけるのは楽しいですね」と目を輝かせた。
共演の松坂、濱田とは同学年の多部。「松坂さんは役に対して真面目だなって感じます。現場でもいつもニコニコしていて、座長としてもすごく頼もしいです。濱田さんは『お酒のエピソードや失敗談』を色々聞くのですが、この現場では一度も聞いたことがありません。でもあの二人、いつも現場で仲良く話してるんです。毎日現場で一緒にいるのによく男同士そんなに話すことがあるなって」。
多部もドラマや映画で主演を務めることがあるが「わたしは座長みたいな意識は全くないです。あまり得意ではないので。
一方、自身について同じ質問をしてみると「白黒」と即答。「グレーがないので……。わたしははっきりしていると思います」。そんな自然体でシンプルな多部は「灯衣ちゃんと陽子先生の関係はあまりよくないのですが、陽子先生ってめげないんです。でも4話では、灯衣ちゃんからある言葉を言われて傷ついてしまうんですが、そのあとの灯衣ちゃんの言葉がすごくいいんです。ぜひ見てほしいですね」と見どころを語ってくれた。(取材・文・写真:磯部正和)
ドラマ『視覚探偵 日暮旅人』は、日本テレビにて、毎週日曜22時30分から放送中。