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のどかな奥茨城村で、つましいながらも幸せに暮らしてきたみね子(有村)。出稼ぎのため東京へ行った父・実(沢村一樹)の行方不明を機に集団就職で上京。下町のトランジスタラジオ工場に勤めながら父を探すも1年足らずで工場は倒産。かつて父がハヤシライスを食べた赤坂の洋食レストラン「すずふり亭」で働きながら、様々な試練を乗り越えて成長する波瀾万丈物語。実はのちに無事発見されるも、それまでのすべての記憶を失っていた。
最終回は、みね子ら一家が「すずふり亭」を訪れるところからスタート。それは、「いつかみんなで行きたいね」と話してから実に4年の歳月が流れていた。
店内には、店主の牧野鈴子(宮本信子)やその息子で料理長の省吾(佐々木蔵之介)、さらにみね子と晴れて結婚することになった前田秀俊(磯村勇斗)らが、彼らを温かく迎え入れてくれた。
久々のハヤシライスを食べたあと、実がふと、「そういえば……重箱、預かってもらってたまま、でしたね?」と一言。4年前実は、カツサンドのお礼にと、まんじゅうを重箱に入れて店に持ってきたのだが、そのまま重箱は置いていったのだ(4月10日放送「第7話」)。記憶が少し戻ったことに、その場にいた全員は顔を見合わせた。
そして鈴子は言った。
放送終了後、ツイッターなどのネット上で「終わっちゃった~。 こーんなに泣き笑いした朝ドラ初めてだったよ~~ 良かったホント良かった 元気もらえるドラマだった!」 「忘れていた重箱の伏線を回収してくれるとは感動」といった脚本の見事さに感動するとともに、「スピンオフとか続編とかお願いします」「紅白で谷田部家の『涙くんさよなら』の合唱が見たいんですけど見せて貰えませんでしょうかね?」など、続編や紅白での再共演を熱望する声が多く集まっている。