【写真】「YOSHIKI」フォトギャラリー
この日の内容は、ゲストの激動の半生を本人へのインタビューと再現VTRで振り返る「金スマ波瀾万丈」。これまでメディアであまり語られることがなかったYOSHIKIの生い立ちから現在までの歩みが明かされた。番組の冒頭ではMCの中居正広から「これまで自分の生い立ちを語るってことは今まで?」と水を向けるとYOSHIKIは「楽しい人生であればいいんですけど、痛みをともなった人生なのですごく辛いですね」と一言。音楽番組での共演歴もある中居は「X JAPANというと、歌番組出るとリハーサルもやんないで本番ちょい前に来て演奏してそのまま帰っちゃう」と話すとそれを聞いたYOSHIKIは爆笑。「そういうイメージですけど実は前日に結構やってるんです。影で努力してるんですよ」と釈明しスタジオの笑いを誘った。
番組はYOSHIKIの幼少期からToshlとの出会い、そしてX JAPAN結成への道のりを振り返り、話題は97年のX JAPAN解散騒動へ。当時、Toshlの洗脳騒動を発端にバンドが分裂状態になったことからリーダーのYOSHIKI自らが解散を表明。同年の大晦日には東京ドームで解散ライブが開催されたが、その時のToshlは完全な洗脳状態。本番直前にギタリストのHIDEから“Toshlが変なことを話し出したらどうする?”と相談されたYOSHIKIは「もしなんかあった場合はボーカルマイクを切ってくれ」と“有事”に備えていたことも告白した。
Toshlと一言も話さないまま始まった解散ライブ。ステージの終盤、花道でToshlと向かい合い熱い抱擁を交わしたYOSHIKIは当時の心境を「ぶん殴ってやろうと思っていました。
また解散ライブの5ヵ月後に急逝したHIDEとは、解散直後も連絡を取り合っていたそうで、HIDEはYOSHIKIに対して“俺は今でもX JAPANのHIDEだよ”と言葉をかけ、さらに“新しいボーカルが見つかったらX JAPANを再結成してもう一度全米進出を目指そう”と話していたとのこと。スタジオではそんなHIDEの突然の死についてYOSHIKIは「今でも自殺ではないと思っている」と語っていた。