【写真】森山未來の実況に反響! 『いだてん』第5回フォトギャラリー
オリンピック予選会が始まった。
最終競技のマラソンでもハプニングが続出。早慶などの大学生ランナーが多い中、車引きの清(峯田和伸)は早稲田と偽り参加。空腹に耐えかねた野口(永山絢斗)は途中、店に立ち寄り、つまみ食い。脱水症状に陥った井手伊吉(げんきーず・宇野けんたろう)は、のんきに水浴び。
四三(中村勘九郎)も足袋が破れたり雨で帽子の塗料が落ち、隈取のように顔が真っ赤に。それでも驚異のペースでほかのランナーを次々と抜きさり、優勝。当時の世界記録は2時間59分だったが、何と2時間32分という大記録を打ち立てる。
そんなマラソンの“語り”を務めたのが、古今亭志ん生の若かりしころである美濃部を演じる森山。「こちら折り返し地点、折り返し地点です。現在、金栗、なんと4位につけております」、「トップを走る佐々木、2位の四三、その距離、わずか50m!」など、実際のレースさながらに白熱実況。
四三と同郷の美川を演じる勝地涼にも注目が。幼馴染がヒーローになったことがうれしい反面、寂しいのか、伏し目がちに「い、一躍、ときの人じゃないか。どうだい金栗氏、気分は?」と問いかけたり、小さく拍手したり、悲哀の漂う演技に、「キャラ作り上手いなぁ」「勝地涼をキャスティングした人にありがとうを言いたい」「空気感が結構ツボ」といった意見も。
四三の足袋を作り喜ぶも、その品質を本人からダメ出しされ激怒する「播磨屋」主人・黒坂辛作役のピエール瀧にも「キレかたがよかった」「江戸っ子っぽくてたまらない」「ピエール瀧さんの職人気質がいい」など高い評価が寄せられていた。