【写真】金曜ナイトドラマ『時効警察はじめました』に出演する小雪と六角精児
『時効警察』シリーズの12年ぶりの復活となる本作は、総武警察署の時効管理課に勤務する霧山修一朗(オダギリ)が、交通課の三日月しずか(麻生久美子)を助手として、時効になった事件を趣味で捜査する脱力コメディー。
第1話で小雪が演じるのは、新興宗教の教祖・神沼美沙子。彼女は“ほぼ同時刻に別の場所で起こった2つの密室殺人事件”という、霧山が調べる時効事件と深い関わりがあった。この時効事件で亡くなった人物のうち、一人は美沙子の母親。もう一人は乱れた女性関係から「総武のウタマロ」と呼ばれた男で、美沙子の母親の元愛人であると同時に美沙子の夫でもあった人物。ドロドロの人間関係が渦巻く中、小雪も怪しさ全開で物語を振り回す。
撮影前には「『これまで実際に見たことも演じたこともない“教祖様”という存在を、どうしたら具体化できるのかな』という不安も少しあった」という小雪だが、その不安も初タッグとなる脚本・監督の三木聡とのやりとりを通して払拭されたそう。「監督の頭の中には、普通の概念を超えたビジュアル・イメージが強くあるんですよね。だから、いつも白紙で裸のまま現場に行って、その場でつけていただいたお芝居をそのまま楽しんでいました。フレキシビリティーがすごく求められる現場だから、刺激になってよかったです」と、笑顔で撮影を振り返った。
オダギリとの共演は2002年のドラマ『天体観測』以来。
第1話にはこのほか、俳優の六角精児と村松利史がゲスト出演することも発表された。六角は美沙子に思いを寄せる信者・花崎新一役。第1シリーズ『時効警察』(2006年)と第2シリーズ『帰ってきた時効警察』(2007年)にもゲスト出演した村松は、生前に浮き名を流しまくった「総武のウタマロ」役で再出演する。
金曜ナイトドラマ『時効警察はじめました』はテレビ朝日系にて10月11日より毎週金曜23時15分放送。