映画『スター・ウォーズ』シリーズ完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の公開記念として上演される市川海老蔵主演『スター・ウォーズ歌舞伎』に、海老蔵の長男・堀越勸玄が出演することが決まった。

【写真】『スター・ウォーズ歌舞伎』に出演することが決定した堀越勸玄

 『スター・ウォーズ歌舞伎』は、海老蔵が監修・主演を務め、『スター・ウォーズ』の世界観を最先端の映像技術と日本の伝統芸能である歌舞伎とで融合させた1日限りのスペシャルパフォーマンス。
映画シリーズの根幹をなす“家族の愛と喪失”をテーマに描かれる。

 海老蔵が演じるのは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から登場し、祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継いで銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レンを歌舞伎の世界で描く、魁煉之介(かい・れんのすけ)。煉之介は父親である半蔵(ハン・ソロ)との親子関係に葛藤し、上司である敷能角(スノーク)との確執、そして唯一無二のジェダイマスターにして師でもある琉空(ルーク・スカイウォーカー)との関係に悩み、正義と悪の狭間で揺れ動く人物だ。勸玄は、煉之介の幼少期を演じる。

 家柄と世襲という実際の血縁関係によって演技の技が受け継がれる歌舞伎では、劇中の人物の内面の葛藤を表現するため、主演俳優の実際の親や子の俳優をその人物の分身として登場させ、その役柄の心理を象徴的に表現する。大の『スター・ウォーズ』ファンとして知られる海老蔵は、父・市川團十郎と初めて映画館で見た作品が『スター・ウォーズ』であったこと、そして実の息子である勸玄が今回出演するということで、父から子へ世代を超えて受け継がれる『スター・ウォーズ』とのさらなる深い縁を感じさせる。


 海老蔵は、勸玄の演じる役どころについて、「映画でも描かれる事のなかった、あのカイロ・レンの揺れ動く幼少期の心情を表現する難しい役どころになります。スター・ウォーズは我々家族にとっても大切な作品であり、『最後のスター・ウォーズ』のプロモーションに親子で出演させて頂くことに、この上ない喜びを感じています」とのコメントを寄せている。

 『スター・ウォーズ歌舞伎』は11月28日、東京都内某所にて上演。映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日より全国公開。