俳優の窪田正孝が主演を務めるNHK連続テレビ小説『エール』(NHK総合/月曜~土曜8時ほか)の第19週「鐘よ響け」(第95回)が23日に放送され、永田医師(吉岡秀隆)が裕一(窪田)に説いた言葉に、ネット上には「一言一言が響いた」「胸に刺さった」などの反響が巻き起こった。

【写真】裕一(窪田正孝)に語りかける永田医師(吉岡秀隆)

 映画「長崎の鐘」の主題歌制作のために、長崎を訪れている裕一は、原爆投下直後に永田医師が患者を治療した現場を見学。

永田の妹・ユリカ(中村ゆり)から当時の話を聞き、永田が書いた「どん底に大地あり」の真意に近づこうと思いを巡らす。

 がれきから掘り起こされた大きな鐘の音が、原爆投下後の長崎の人々に勇気を与えたというユリカの話から“希望”という言葉を感じとった裕一は、再び療養を続ける永田医師の元へ。裕一は「希望ですか!?」と問いかけると、病床の永田医師は優しくほほ笑みながらうなずき「自分の身を振り返っとるうちは“希望”は持てません」と一言。続けて永田医師は「どん底まで落ちて、大地を踏みしめ、共に頑張れる仲間がいて、初めて“真の希望”は生まれるとです」と裕一に語りかける。

 永田医師が贖罪(しょくざい)の意識に捉われていた裕一に対して“真の希望”を説くと、ネット上には「永田先生の言葉が胸に刺さる」「心に一言一言が響いたわ」といった声が集まった。

 そして永田医師は「その希望こそ、この国の未来を作ると私は信じています」と話し、「希望を持って頑張る人に“エール”を贈ってくれんですか?」と問いかけると、裕一も「はい…永田さん、本当にありがとうございました」と頭を下げる。

 永田医師と裕一のやり取りに、ネット上には「最近のエールは涙なしでは見れません」「号泣してしまった。心洗われるわ」などのコメントが相次ぎ、さらに「今日はタイトル回収回だった」「今日、神回だ…」といった投稿も寄せられていた。

編集部おすすめ