丑年となる2021年は、1985年に生まれた主演級のスター女優が36歳の年女を迎える。美しさに表現力とキャリアがプラスされ、役者としてますますの磨きがかかった同い年の人気女優5人の近年の活躍ぶりを見ていこう。



【写真】綾瀬、蒼井、上戸、満島、宮崎 今年36歳・年女! 個性あふれる最強女優世代

綾瀬はるか/1985年3月24日生まれ

 一部では“85年組”とも呼ばれる女優陣の筆頭に挙げられるのが、2000年に芸能界デビューを果たした綾瀬はるかだ。2020年は年明け早々に新春スペシャルドラマ『義母と娘のブルース 2020年謹賀新年スペシャル』(TBS系)で主演を務めたものの、テレビドラマや映画への出演は少なかった。しかし2021年は一転、年明けから主演ドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系/毎週日曜21時)がスタート。さらに3月にはこちらも主演となるテレビドラマの劇場版『奥様は、取り扱い注意』も公開され、さらに東日本大震災発生から10年の節目を受けて放送されるドラマ『あなたのそばで明日が笑う』(NHK総合ほか)でも主演を務める。

蒼井優/1985年8月17日生まれ

 2017年開催の第30回東京国際映画祭のオープニングセレモニーに宮崎あおい満島ひかりらと出席し「85年組の女優さんたちが本当に好きで…」と語っていた蒼井優も、85年組女優の1人。2020年は第77回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した『スパイの妻<劇場版>』で主演を務め、さらに『ロマンスドール』『おらおらでひとりいぐも』といった話題作に出演。2021年は2部作で最終章を迎える実写版『るろうに剣心』の公開がすでに待機中だ。★上戸彩/1985年9月14日生まれ

 2020年を代表する大ヒットドラマ『半沢直樹』(TBS系)では、堺雅人ふんする主人公の妻を演じた上戸彩も1985年生まれ。2019年に第2子となる男の子を出産した彼女だが芸能活動も精力的に展開中。2020年年末には毎年恒例となった『M‐1グランプリ』の司会を務めそのキュートなルックスでSNSをにぎわせたほか、「SoftBank 5G」と「ドラえもん」がコラボしたCMシリーズでは“未来のしずかちゃん”を演じ、制服&ツインテール姿も披露し、話題を集めた。

★満島ひかり/1985年11月30日生まれ

 2018年に所属事務所を退社してからはフリーランスとなった満島ひかり。2020年8月には『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)に出演し、中島みゆきの「ファイト!」をカバー。
ポエトリーリーディングを交えた、エモーショナルな歌声で多くの視聴者を魅了した。そんな彼女は2022年配信予定のNetflixオリジナルドラマ『First Love 初恋』で、佐藤健とダブル主演を務めることが発表されている。

★宮崎あおい/1985年11月30日生まれ

 前述の満島ひかりとまったく同じ日に生まれた宮崎あおいは、2018年に第一子を出産し現在子育ての真っ只中。2020年1月に放送されたスペシャルドラマ『あしたの家族』(TBS系)で女優業に復帰した一方、一部週刊誌では第2子妊娠も報道され、メディアへの露出は控え目となっている。

 実力派女優の黄金世代とも言える85年組。今回詳しくご紹介したほかにも松下奈緒貫地谷しほり木南晴夏などいずれ劣らぬ演技派ぞろい。年女となる2021年は、女優としても女性としても深みを増した彼女たちのさらなる活躍に要注目だ。(文:スズキヒロシ)

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