映画『荒野にて』でヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した、若手俳優チャーリー・プラマーが主演を務める青春サスペンス映画『クローブヒッチ・キラー』より、悩める主人公を熱演するチャーリーを捉えたアザーカット12点が解禁された。

【写真】遠くを見つめるチャーリー・プラマー 『クローブヒッチ・キラー』場面写真

 本作は、16歳の思春期にいる少年が、あることをきっかけに父親が10年前に起きた“クローブヒッチ(巻き結び)連続殺人鬼”ではないかと疑い、調査していく姿を描くサスペンス・スリラー。



 主人公の少年タイラーを演じるのは、リドリー・スコット監督作『ゲティ家の身代金』で誘拐被害者となる富豪の孫を演じて注目を集め、『荒野にて』では第74回ベネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した、新進若手俳優のチャーリー・プラマー。
 
 父親のドンを、『ザ・シークレット・サービス』やドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』のディラン・マクダーモットが怪演。母親役に『ブロークン・アロー』『愛と呼ばれるもの』のサマンサ・マシス、タイラーの相棒となる少女カッシ役には『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でマンソン・ファミリーのケイティ役を演じたマディセン・ベイティがふんする。監督は、米映画界の新鋭ダンカン・スキルズ。

 16歳の少年タイラー(チャーリー)は、信仰を重んじる小さな町の貧しくも幸せな家庭で暮らしている。ある日、ボーイスカウトの団長も務め、町でも信頼の厚い父親ドン(ディラン)の小屋に忍び込んだタイラーは、猟奇的なポルノや不穏なポラロイド写真を見つけてしまう。
調べを進めてゆくにつれ、10年前に起きた未解決事件「クローブヒッチ(巻き結び)連続殺人事件」の犯人が父親ドンなのではと、日ごとに疑惑が増していくタイラー。同じく事件を追う少女カッシに協力を求め、真相を究明しようとするが…。

 今回解禁されたのは、タイラー(チャーリー)を捉えたアザーカット12点。ボーイスカウトの制服姿で父ドンと話す場面や食卓で携帯を触って怒られる姿、ドンの小屋で不穏なポラロイド写真を見てしまう場面、父への不信感に葛藤する姿を収めたもの。そのほか、隠し部屋に潜入する姿や尾行する姿、カッシと部屋で話す場面、妹を抱きしめながらなんと言えば良いのか悩む姿、森でドンと向き合い不安げな表情を見せる姿などを切り取っている。

 映画『クローブヒッチ・キラー』は6月11日より全国順次公開。