『マトリックス』の第5弾の製作を開始したと、ワーナー・ブラザースが明らかにした。ラナ・ウォシャウスキーは製作総指揮に回り、『キャビン』や『ホテル・エルロワイヤル』のドリュー・ゴダードが監督・脚本を手掛ける。



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 『マトリックス』は、機械に支配された世界で、その事実に気づき目覚めた人間たちが立ち上がる様を描くSF映画。1999年に1作目が公開されると、未曾有の映像体験で世界中を熱狂させた。2003年に続編『マトリックス リローデッド』と『マトリックス レボリューションズ』が連続で公開され、2021年には、18年ぶりとなる第4弾『マトリックス レザレクションズ』が公開されている。

 第5弾となる本作では初めて、シリーズ生みの親であるラナ・ウォシャウスキーとリリー・ウォシャウスキーの手を離れ、ゴダードが監督・脚本を手掛ける。彼は、『キャビン』や『ホテル・エルロワイヤル』のメガホンを取ったほか、マット・デイモン主演、リドリー・スコット監督の『オデッセイ』でアカデミー賞脚本賞にノミネートされた経験を持つ。

 ワーナー・ブラザース映画の制作部門社長ジェシー・エアマンは声明で、「ドリュー(・ゴダード)は、マトリックの世界を続けるには素晴らしいと皆が思える新しいアイディアを持って、ワーナー・ブラザースの元にやってきました。
ラナとリリーが25年前に始めたことに敬意を表するとともに、シリーズとキャラクターへの彼の愛を詰め込んだ新しい視点を併せ持ったものです。ウォシャウスキー姉妹が四半世紀の間に当スタジオから放った映画における砲弾に、彼のビジョンを加え、新しい『マトリックス』映画を作ることに、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー一同ワクワクしています」と述べた。

 詳しいストーリーのほか、キアヌ・リーヴスやキャリー=アン・モスらオリジナルのキャストのカムバックについては明らかになっていない。