1982年に公開された世界的アクションスター、ジェット・リーの記念すべき映画デビュー主演作『少林寺』が、製作40周年を記念して4Kリマスター化。『少林寺 4Kリマスター版』として4月15日より全国公開されることが決定し、ポスタービジュアルが解禁された。



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 物語の舞台は、隋朝末期の中国。激しい動乱の最中、圧政を強いるワン将軍(ユエ・チェンウェイ)に父を殺された青年ショウホ(ジェット・リー)は重傷を負い、少林寺の門前で倒れたところを助けられる。心優しいタン師父(ユエ・ハイ)や師父の娘パイ(ティン・ナン)らの介抱で元気を取り戻したショウホは、父の敵を討つことを誓って少林寺の仏門に入り、厳しい修行の末、立派な少林拳士へと成長していった。しかし、ワンの魔の手はついに少林寺にも迫り、ショウホは師父と若き勇敢な僧侶らとともに、ワン将軍の軍勢に決戦を挑んでいく―。

 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズや『ローグ アサシン』『エクスペンダブルス』シリーズなど、香港、ハリウッドで活躍し、世界で知られるアクションスターとなったジェット・リー(当時は本名のリー・リンチェイ名義)。全中国武術大会5年連続チャンピオンという輝かしい経歴を誇る彼のデビュー主演作となったのが、本作『少林寺』だ。


 1982年1月21日に香港で公開されるやジャッキー・チェンの『ドラゴンロード』を抑えてその年の香港年間興行収入第3位を記録。中国では1億元(当時レート131億円)というスーパーヒットとなり、年間興行収入第1位に。そして同年11月3日に日本で公開されるや空前の少林寺ブームを巻き起こし、2003年の『英雄/HERO』が公開されるまで21年間破られなかった、アジア映画最高の配収16.5億円を記録した。

 中国武術のチャンピオンたちが俳優として出演し、本物の武術家たちによるリアルアクションが全編にさく裂する本作。実際に中国に存在する少林寺を世界的に知らしめた記念碑的な作品でもある。

 そんなリアル武術アクションの金字塔が、40年の時を経て、4Kリマスターで大復活。
近年、CGを併用したアクション映画が多いなか、改めてリアルアクションの迫力を映画館で体感できる。

 映画『少林寺 4Kリマスター版』は4月15日より全国公開。