芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!
俳優の山田孝之が7歳年上の一般女性と"元旦婚"していたことが明らかになったが、山田といえば、あの"隠し子騒動"はいまだに忘れられない。
山田の前には、市川海老蔵の隠し子騒動もあった。
そんな海老蔵の隠し子騒動から約3年後の06年、山田の"隠し子"が発覚した。当時の山田はフジテレビのドラマ『WATER BOYS』で脚光を浴び、05年に公開された映画『電車男』の主演してブレーク。
Oさんの妊娠が発覚したのは、『電車男』が公開される直前。山田は『電車男』のように女性に関してはウブな好青年の印象をファンに与えていたが、実像は違っていた。
その顛末を嗅ぎつけたのが写真誌の「フライデー」(講談社)だった。フライデーからの問い合わせで、山田に隠し子がいること知った山田の所属事務所は、知人を介してOさんと接触。スキャンダルにならないように、生活費と養育費を払うという金銭的な解決でOさんへの口封じを図ったのだ。その一方で、親しい記者がいるスポニチに情報を流して、「フライデー」が掲載しようとしていたスキャダル記事潰しのために、美談仕立てでスクープをさせたというのが真相だ。
芸能プロとの癒着は当たり前の芸能マスコミ。特にスポーツ紙がタレントのスキャンダルを潰すために、姑息な手段を用いるのは日常茶飯事だが、筆者は常々、真実を隠蔽して、美談仕立ての記事を書く記者は心が痛まないのかと疑問に思っている。
それはさておき、山田にとっては、"元旦婚"した女性を幸せにつつ、役者としてもさらに大成することが、山田のわがままを許したOさんと子どもへのせめてもの罪滅ぼしだと思う。優秀な役者であるだけに、プライベートでも人から敬われる存在になってほしいものだ。
(文=本多圭)
【関連記事】
・「隠し子は一般的!?」片岡愛之助のお粗末イイワケと歌舞伎界"隠し子"事情
・「恩讐の彼方に」香川照之 父・猿之助と45年ぶり和解の裏で涙する市川右近
・「死の直前隠し子騒動が浮上!」萬田久子 内縁夫の死後に"骨肉の争い"か