『女信長』HPより

 フジテレビが年末に2夜連続の特番ドラマとして『女信長』を放送、主演を天海祐希が務めることになった。『女信長』は直木賞作家・佐藤賢一の小説のドラマ化で、“織田信長が女だったら……”という奇抜な設定のドラマだが、天海のブッキングには局内でも異論が噴出し、決定までに紆余曲折があったのだという。

「フジの今年の春クールのドラマは、オダギリジョー主演『家族のうた』の歴史的な低視聴率と打ち切りばかりが話題になりましたが、木曜22時枠の天海主演『カエルの王女さま』もひどかったんです。平均視聴率は9.1%と、2010年に主演した『GOLD』に続いて10%を割りました。2010年以降、この枠のワースト1位、2位が天海の主演作品です。局内でも『よく打ち切りにならなかったな』と話題になっていましたよ」(フジテレビ関係者)

 そのため、今回の年末特番ドラマへの起用にも反対の声は少なくなかったという。

「ここ数年、天海はフジ以外のドラマには出演しておらず、フジテレビ開局50周年記念映画で、こちらも大コケした『アマルフィ』でもヒロイン役を演じるなど、フジとベッタリの関係。上層部としても、このまま天海に恥をかかせて終わるわけにはいかないと躍起になっていて、次々に天海側に企画を提案しているようですよ」(同関係者)

 かつては栄華を誇ったフジテレビも最近では視聴率低下と番組のマンネリが進み、迷走気味。

天海がそんなフジテレビと“心中”などということにならなければいいが。