夏目三久アナ、西尾由佳理アナ、宮崎宣子アナ、山本舞衣子アナ、古閑陽子アナ、森麻季アナら女子アナの退社に歯止めが利かない日本テレビだが、同局アナウンス部の木村優子部長の女帝ぶりを「週刊文春」(文藝春秋)の11月15日号が報じている。

「木村部長は聖心女子大卒後、1983年にアナウンサーとして同局に入社。

92年に報道局社会部へ異動し、夕方のニュース番組『NNNニュースプラス1』キャスターとして活躍。その後、解説委員、広報部、コンプライアンス推進室視聴者センター部長を務めた。その時点で独身のキャリア路線を極めていたが、鷹西美佳前アナウンス部長時代に傾いたアナウンス部の立て直しを期待され、2010年12月1日付で現職に就いたのだが……」(日テレ関係者)

 同誌によると、木村部長は今年6月に同誌が報じた馬場典子アナの“横領疑惑”のもみ消しに奔走したあたりからイライラが激化。スポーツ中継のベテラン・河村アナと口論になった際には「あんたに何がわかるの!」とバッサリ。残業中の部下には「部員の残業時間が多いと私の責任が問われるの!」と苛立ちをぶつけているという。

 現在、日本テレビの女子アナは15人にまで減り、テレビ東京を下回るほどの人材不足だが、ここにきて延友陽子アナと石田エレーヌアナの妊娠が相次いで判明。

あろうことか、木村アナは妊娠を報告しに来た延友アナに対し「育休明けのアナウンサーはしばらく仕事にはつかせません。元の番組には戻しません。育休明けなんかじゃ、口が回るわけないでしょ!」と強烈な“パワハラ発言”を浴びせたというのだ。

 もはや部下が辟易するほどの女帝ぶりというだけに、通常の会社であれば現職から更迭されても不思議ではないが、木村アナが更迭されないのには、それなりの理由があるという。

「木村部長といえば、昨年3月に多臓器不全で亡くなった氏家齊一郎前会長の寵愛を受けていた。氏家氏は政財界への太いパイプが知られていたが、木村部長に目をかけて“帝王学”を学ばせた。

そのために社内で各部署を歴任させ、将来は総選挙への出馬を見据えていた。大事な席には必ず木村部長を同席させ、口癖は『優子、早く選挙出ろ!』。氏家氏の死により出馬はなくなったようだが、氏家氏が死してなお、社内では社長以上といわれる権力者。そう簡単に人事で動かすことはできない」(永田町関係者)

 アナウンス部での“木村政権”はしばらく続きそうなだけに、このままだと、まだまだ退社する女子アナが出そうだ。