タレントの三船美佳が夫の高橋ジョージに対して、離婚と長女の親権を求めて提訴した離婚裁判の第1回口頭弁論が今月3日、東京地裁で開かれた。

 同日は高橋のみが出廷し、三船は出廷せず。

三船サイドは、モラハラ関連本2冊にふせんを貼って裁判所に提出。モラハラを前面に押し出して戦うようだが、それでは離婚原因として弱いという意見が各方面から上がっている。

「三船の弁護士は、元日弁連副会長で元東京弁護士会会長の旅一夫氏という大物だが、専門は離婚ではなかったはず。モラハラは民法の離婚事由に当てはまらないだけに『いくら若旅先生でも、本当に勝てるのか?』という声が上がっている。とはいえ、三船サイドは、高橋がギブアップして条件をすべて飲んで和解するまで持っていく戦術なのでは。このままだと年内に結審せず、年を越す可能性もありそうだ」(法曹関係者)

 そんな三船は12日、都内で行われたイベントに登場。
大勢の報道陣が集まる中、裁判に関わる質問については「お話しできない」を繰り返しつつ、終始笑顔を振りまきながら「ハッピーエンドにしたい」と離婚への決意をにじませた。

「モラハラの被害を受けた女性に共通しているのは、夫の話題を出されると気分が悪くなったり、泣きだしたりする。中には、精神科に通院している女性もいるほどだが、三船はモラハラ被害を受けたにもかかわらず、あっけらかんと夫の話題に触れている。モラハラの被害の程度がどこまでだったか、微妙なところだが、裁判所がどう判断するのかが注目される」(離婚問題に詳しい弁護士)

 三船は2013年12月から高橋と別居し、現在は10歳の1人娘と母で女優の喜多川美佳の3人で大阪に住んでいるが、ここにきて、三船の過去の発言から“計画離婚説”が浮上しているというのだ。

「三船といえば、父で俳優の三船敏郎が映画製作の失敗などで作った巨額の負債を相続したことで、若くして借金も背負うことになってしまった。そんな状況だった16歳で高橋と出会い、結婚。
その後、高橋は三船と二人三脚で借金を返済していたが、別居前の時期に三船が親しいテレビ関係者などに『パパ(=高橋)の役目が終わった。ご苦労様って言いたい』と笑顔で話していたという。ニュアンスからすると、借金を完済した模様。今にして思えば、“用済み”となったため、高橋との別れを決断したのでは」(民放キー局のテレビ関係者)

 複数の法律事務所の弁護士をつけ、離婚裁判では異例の弁護団を結成した高橋だが、今後、どうやって離婚を阻止するのかが注目される。