月9ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)に出演中の女優・新木優子が、宗教法人「幸福の科学」の信者であることが、8月31日発売の「週刊新潮」(新潮社)に報じられた。

 幸福の科学というと、女優・清水富美加の出家騒動が記憶に新しい。

新潮によると、新木は清水の騒動があった頃に、所属するスターダストプロモーションに信者であることを報告。出家などはせず、事務所にも迷惑をかけないということで、事務所サイドも信教の自由を尊重し、了承したという。

「清水のように出家して幸福の科学内の芸能部門所属となると、外部からのオファーはまずありません。しかし、新木の場合は、これまで通り仕事を続けるということです。ただ、起用する側としては、少なからず幸福の科学のイメージがついてしまうので、敬遠してしまうかもしれないですね」(芸能関係者)

 そもそも新興宗教を信仰する芸能人は、業界内でどんな扱いをされているのだろうか?

「実際、新興宗教の信者だという芸能人はたくさんいますが、それだけで干されることはあまりありません。ただ、共演者やスタッフを勧誘し始めたらアウト。
信教の自由は守られますが、周囲を巻き込むのはルール違反ですね。しかも、巻き込んだ相手が大手事務所のタレントだったら、完全に干されてしまいます」(同)

 実際、お笑いライブの楽屋でこんなことがあったという。お笑い業界関係者が語る。

「創価学会に入信しているとあるコンビのボケ担当Xが、楽屋に後輩を集めて勧誘を始めたんですよ。同じく創価学会に入っている大物芸能人の名前を出して、『○○さんも来るから、今度集会に来いよ』みたいな感じで。ところが、芸人の上下関係を使って宗教に勧誘するとは何事だと、Xの先輩芸人がブチ切れ。
Xはしばらく干されてしまいました」

 しかし、楽屋などの現場ではなく、仕事の後に勧誘されるケースはかなり多いという。

「とある有名芸能人は創価学会員で、頻繁に共演者を飲み会に誘うことで有名。誘われた共演者が、いつの間にか創価学会に入っていたということは珍しくないです。収録現場での勧誘はNGでも、オフの時間までは制約できないですからね。そのあたりは自己責任です」(同)

 今回のケースでは、大川隆法総裁による新木の“守護霊インタビュー”が公開されており、その中で新木が信者であることを明言。つまり、総裁が新木の信仰をバラしてしまったというわけだ。


「大川総裁は、有名人信者の存在をできるだけ広めたいと考えているようです。創価学会は芸能人信者が多く、広告塔になっているので、幸福の科学も教団の顔となるような存在がほしいわけです。新木もその候補ということですが、本人としてはひっそり信仰を続けたかったのかもしれないですね。総裁に守護霊を呼び出してもらうことは信者としては最大の栄誉といえますが、芸能人としては微妙なところだと思います」(前出・芸能関係者)

 大川総裁から最高のありがた迷惑を食らってしまった新木の芸能活動は、どうなってしまうのだろうか……。