女優の小池栄子に金銭トラブルが報じられている。芸能プロダクション・ドリームキャブから、未払い精算金約1,200万円の支払いを求められているのだ。



「週刊新潮」(8月17・24日号/新潮社)によると、小池は所属事務所イエローキャブの破たんで提携先のドリームキャブに移籍したが、2年前から夫の元プロレスラー・坂田亘が代表を務める個人事務所に移ったため、報酬の精算が発生。しかし、小池サイドはこれに異を唱え、「弁護士と相談した結果、支払う必要がない」として裁判所になったという。

 事情を知るという芸能関係者によると「小池自身は個人事務所に移籍する際、精算することを了解していたのに、坂田が出てきて口を出し、揉めてしまった」のだという。

「芸能界では、そういう精算について細かい契約をしていなかったりもしますが、常識的にはやるべきこととなっています。例えば、前事務所が取ってきた仕事の予定が半年先まである状態のまま辞めた場合、そのマージンは前事務所に払うのが当然。坂田が弁護士に相談して『支払う必要がない』と聞かされても、そこは揉めるべきではなかった。
狭い世界でこういうトラブルを起こすタレントは、敬遠されがちですからね」(同)

 また、ある芸能記者は「芸能界での坂田の評判は、あまりよくない」とする。

「小池が順調に芸能活動を続ける一方、自身は格闘家としてパッとせず、飲食店の経営も短命に終わったり、借金トラブルまで報じられた。ハッキリ言えば、稼げる嫁の足を引っ張るヒモ亭主。それで今度は、嫁のマネジメントで揉めごとを起こしているんですから、困ったものです」(同)

 現役時代の坂田を知るプロレス関係者も、こんな話をしている。

「坂田さんはプライドばかり高くて、使いにくい選手でした。本人の知名度や実績に見合わないギャラを要求するので、バブリーな団体しか彼を呼べなくなっていました。
彼と同じぐらいのキャリアのレスラーは1試合5~10万円ほどで、数をこなして生計を立てている。彼も数をこなせばいいのに、いちいち大きな金額交渉をする。自分を過大評価しすぎてますよ」

 昨年、5年ぶりにリングに上がってラストファイトを行ったが、「それもやはり、小池がMCを務める総合格闘技RIZINに呼ばれたもので、格闘家のくせに自力で戦えないというのは情けない」と前出の芸能関係者。

 各所でボロクソな言われようだが、芸能関係者がそこまで言うのは理由があるという。

「個人事務所は、マメに現場に顔を出して愛想良く立ち振る舞える人がトップでないと務まらないんですよ。例えば俳優の山本耕史は子役時代から母親が経営する個人事務所に所属していますが、その母親はとても感じが良い人なんです。
あの仏頂面の坂田が小池事務所の顔だなんて、ジョークみたいな話です」(同)

 こんな話を聞くと、元の事務所とのトラブルより、個人事務所の今後の運営のほうが心配だ。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER)