昨年大みそかにフジテレビ系で放送された『RIZIN.14』のメインイベントで、プロボクシング元世界5階級王者フロイド・メイウェザーが、無敗のキックボクサー・那須川天心を139秒でKOし、完勝した。
「もともと、『エキシビジョンだ』と吹聴していたメイウェザーですが、天心が鋭い左ストレートを振ると、すぐさまガチンコモードに。
天心戦で手にしたファイトマネーは10億円近いと言われているだけに、メイウェザーにとってはかなり楽な仕事。とはいえ、そもそもガチンコでのまともな試合になりようがなかったのが実情だ。
「体重差を考慮したグローブハンデで、メイウェザーは10オンス、天心は8オンス。当たる面の面積が大きい分、10オンスのグローブの方がパンチがより効いてしまいます。公開計量には2人とも服を着て登場。
決戦の直前には、メイウェザー側から、那須川が1発キックを繰り出すごとに約5億5,000万円の違約金を設定されていたことが発覚。試合後、ボクシング業界からは那須川に対してかなり厳しい書き方をするコラム・意見が目立ったが、いろんな意味での“茶番劇”だったようだ。