昨年4月~6月放送のドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)の大ヒットの後押しもあって、ブレークを果たした俳優・田中圭。今年の夏には『劇場版 おっさんずラブ(仮)』の公開も発表され、その勢いは止まらない。

昨年には任天堂やアフラック、今年に入ってからはソフトバンクやボートレースのCMに起用されるなど、大活躍を続けている。

「プライベートではかなりのギャンブル好きとして知られる田中は、雀荘通いが報じられたり、一部では違法なカジノに通っているのではないかとの噂まであり、イメージの問題でCM起用は微妙かも……なんて声もありましたが、そんな心配を上回る人気ということでしょう」(芸能事務所関係者)

 その一方で、ボートレースのCM起用には、所属事務所からの“メッセージ”が感じられるとの意見もある。

「ボートレースのCMに出演したことで、田中はいわば世間の公認のもとでギャンブルを楽しめる立場になったということです。所属事務所としても、こっそりギャンブルをやるくらいなら、周囲の監視のもと、合法的なギャンブルを楽しんでほしいという気持ちがあるのではないでしょうか。下手にギャンブルを禁止したせいで、逆に違法カジノに足を運ぶようになっては最悪ですからね。ある意味での、ガス抜き的なものなのかもしれません」(別の芸能事務所関係者)

 そんな田中の最近のギャンブル事情については、こんな話も。
ある広告業界関係者は語る。

「ボートレースなどといった公営競技のCMキャラクターに起用する際は、ほかのCMよりも厳しい身辺調査が行われるといわれています。公営競技のCMはイメージアップという意味合いも強く、CM出演期間に不祥事を起こされるのが最も痛手になりますからね。さらに、ほかのCMより出演料が高いケースも多く、言うなれば公営競技側としても、大きな出費を無駄にしたくないがゆえに、問題を起こす可能性がゼロに近いタレントを起用したいという思いがあるんです。だから、田中さんについては、ボートレース側の厳しい身辺調査をパスしてCMに出ているはずなので、現時点で違法なギャンブルを楽しんでいる事実はないということだと思います」

 大ブレーク中の俳優が違法なギャンブルを楽しんでいたなどと報じられれば、とんでもない大騒動になることは火を見るより明らか。そもそも田中が闇カジノに通っていた事実があるかどうかもわからないが、少なくとも周囲に多大なる迷惑をかけるような愚行には及んでいないということのようだ。