大河ドラマ『いだてん ~東京オリムピック噺~』(NHK)に出演していたピエール瀧が、コカインを使用したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕された。そんな彼の代役として、俳優・三宅弘城に白羽の矢が。

同ドラマの脚本を務める宮藤官九郎とは馴染みの深い役者なのだが、「誰だったっけ?」といまいちピンとこない人も多いようだ。

 三宅は宮藤と同じく「大人計画」に所属している俳優で、『世界一難しい恋』(日本テレビ系)や『奪い愛、冬』(テレビ朝日系)など数々の人気ドラマにレギュラーで出演。歴史的な高視聴率を記録した連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)では、「加野屋」の中番頭・亀助を演じ話題になっていた。

 しかし主役級の役を演じることが少ないバイプレイヤーということもあり、「名前だけだと誰だかわからない。どんな役を演じてた人だったっけ?」「聞いたことない俳優だな」「どっかで見た気がするけど思い出せない」と戸惑う人が。そんな中“三宅弘城”で調べてみた人からは、「イスの人か!」「イスの人って言ってくれればわかる」といった声が続出している。


「彼は『みいつけた!』(NHK)という子ども向け番組で、イスの応援団長“みやけマン”として活躍。宮藤が作詞を務め星野源が作曲した楽曲『なんかいっすー』と共に、キャッチーなパフォーマンスを披露しています。そのため“イスの人”という認識の人も多く、Twitterの検索でも『三宅弘城 イス』とサジェストされるほど。またそれとは別に、バンドファンの中には“石鹸”という名前の方がピンとくる人もいるようです。彼は宮藤や阿部サダヲが所属する“グループ魂”でドラムを務めており、同バンドではメンバーそれぞれに暴動(宮藤)や破壊(阿部)といった名前が。そんな中で三宅は“石鹸”と呼ばれ親しまれていました」(芸能ライター)

 その他『いだてん ~東京オリムピック噺~』にこれまで出演してきたピエール瀧とも、ちょっとした因縁があるという。


「三宅は『木更津キャッツアイ』で警察官の役を演じていたのですが、同シリーズには悪役の“シガニー小池”として瀧も出演。三宅が瀧を逮捕するシーンがあったことから、今回の代役には『ピエール瀧を逮捕した警察官が抜擢されるとは……』『これ絶対狙ってるでしょ』『クドカンのブラックユーモアかな?』とも指摘されていました」(同)

 瀧の代役としてこれまで以上に注目を集めている三宅。俳優としての演技力は折り紙つきなので、ドラマの中でも存在感を示してくれることだろう。