テレビ朝日公式サイトより

  テレビ朝日系ドラマ『おっさんずラブ -in the sky-』に登場する衣装や小道具、名シーンの写真などが展示される展覧会『おっさんずラブ展 -in the sky-』が12月22日から1月27日、六本木けやき坂ミュージアムで開催される。しかし、そのチケットの売れ行きが、どうも芳しくないという。

 同展は期間中11時から18時まで開かれ(12月31日、1月1~2日は休館)、1時間毎の入れ替え制となっている。前売り券は大人1,000円(税込み、以下同)、学生500円、当日券は大人1200円、学生700円だ。

 11月30日からローソンチケットで前売り券が販売されているが、5日後となる12月4日の段階で売り切れになっているのは、初日の12月22日のみ。その他の日程は、すべてのチケットが余っている状態だ。

 実は、同様の展覧会は昨年9月にも開催されている。こちらは昨年4~6月に放送された『おっさんずラブ』シーズン1の小道具や名シーンの写真などが展示されたもので、なんと発売から2時間で前売り券が完売していた。

「シーズン1は放送中も話題でしたが、放送が終わった後も、SNSを媒介にして、人気はどんどん広がっていきました。そんな最中に開催されたのが、前回のおっさんずラブ展でした。“OL民”と呼ばれるファンの盛り上がりとコンテンツ提供のタイミングが、上手く合致していたんです」(テレビ誌記者)

 前回と比べると、今回の『おっさんずラブ展 -in the sky-』は、どうしても盛り上がっていないように見える。

「会場の規模も違うし、チケットの販売枚数も異なるので、単純に比較はできませんが、今回はちょっとチケットが余りすぎ。制作サイドは、シーズン1の時よりも人気が高くなると踏んでいたのだろうけど、実際には逆でしょう。シーズン2での設定変更に反発して離脱したOL民は、制作サイドの想像を遥かに超える数です。

少なくとも、展覧会に行ったり、グッズを買ったりするような熱心なファンは激減していると思います」(同)

 本来であれば、“お金を落とすファン”こそを大切にしなければならないはずなのに、そういった優良ファンに愛想を尽かされてしまった『おっさんずラブ -in the sky-』。せっかくドル箱企画になりそうだったのに逃した魚は大きい。