テレビ朝日公式サイトより

 テレビ朝日系ドラマ『おっさんずラブ -in the sky-』で、主演の田中圭のファンを“イジる”シーンがあったと話題になっている。

 問題のシーンが登場したのは、12月14日放送の第7話。

物語の舞台となっている航空会社・天空ピーチエアラインがファン感謝デーを開催したところ、限定グッズのための整理券をもらえなかった客(今野浩喜)が、事務所に乗り込んでくるというシーンだ。

 今野演じる客は「朝9時にくれば整理券をもらえる」と聞いて9時に来たが、その時点で整理券が無くなっていたとのことで、「なんでルールを破ったやつが得して、俺が損しなけりゃならないんだ!」と激怒。椅子を持って暴れるも、春田創一(田中圭)が上手くなだめた――。

「このシーンと全く同じことが、田中圭が出演したボートレース児島でのトークイベントで起きていたんです」(スポーツ紙記者)

 そのトークショーが行われたのは10月27日のこと。ボートレースのCMに出演する田中圭が登場するということで、1,000人以上のファンが集まったという。

「その日のイベント参加整理券は、ボートレース児島の開場時間に合わせて配布される予定でした。

本来なら、事前に告知された集合時間に合わせて来場した客を優先して整列させるべきだったんですが、現場が混乱していたようで、徹夜で並んでいた客の方に整理券を配布してしまったというんです。それでルール通りの時間にきていた客が損をすることになってしまった。まさに、今回の『おっさんずラブ』に出てきたシーンと同じことです」(同)

 田中圭のイベントで実際に起きたトラブルを、ドラマの脚本に仕込むとは一体どういうことなのか。

「どういった意図があったのかはわかりませんが、“マナーが悪い一部の田中圭ファンに対するメッセージだったのではないか?”という意見もあります。ボートレース児島での一件だけでなく、田中圭が出演するイベントでは、ファンのマナーの悪さが問題視されることがしばしばある。そういったファンに対して、チクリとやったということなのかもしれません」(テレビ誌記者)

 今回のシーンでは、ルールを守った客の方がクレーマーとなって、椅子を持って暴れるという描かれ方をしている。

田中圭のファンである30代女性は、こう話す。

「本当なら、ルールを破った客を悪者としてしっかり描くべきですよね。でも、今回はルールを守った客の方が悪者っぽく描かれているんです。なんとなく、ボートレースの一件や熱心なファンを面白おかしく揶揄しているようにも見えてしまいました。ちょっと悪ふざけのような脚本にも感じられて、嫌悪感を抱いたという田中圭ファン仲間もいます」

 何かと良くないことで話題になりがちな『おっさんずラブ -in the sky-』。今回のクレーマーのシーンについても、あまり前向きには捉えられてはいないようだ。