テレビ朝日公式サイトより

  大幅な設定変更があったことでシーズン1のファンから総スカンを食らっていたテレビ朝日ドラマおっさんずラブ -in the sky-』。12月21日に放送された最終回は、平均視聴率5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、シーズン1最終回の5.8%を下回る数字となった。

「深夜帯のドラマの視聴率としては決して悪くはないものの、人気ドラマのシーズン2としては不完全燃焼といった感じ。シーズン1のように熱狂的なファンを多く生み出しているわけでもなく、完全に”オワコン”といっていいかもしれません」(テレビ誌記者)

 芸能界における『おっさんずラブ』の熱狂的ファンといえば、お笑いコンビおかずクラブのオカリナが代表的存在だ。『アメトーーク!』で『おっさんずラブ』の魅力を熱くプレゼンするなど、メディアでも“OL民”として発信する機会も多かった。しかし、オカリナのSNSを見ると、シーズン2には一切触れていない。

「シーズン1や劇場版については何度もSNSに投稿していましたが、シーズン2については、設定が大きく変更されることが発表されたときに戸惑いの投稿をしたのみで、それ以降まったく触れていません。その一方で、シーズン1の主要キャラ・牧凌太(林遣都)の誕生日である11月1日には、『本日は牧の誕生日ですね。

とてもおめでたいです』とつぶやいている。シーズン2には触れないのに牧の誕生日は祝うということで、“アンチシーズン2なのではないか?”と囁かれていました」(同)

 実際に、オカリナはシーズン2についてどう思っていたのだろうか。とあるお笑い関係者が明かす。

「オカリナさんは、シーズン1で描かれていた『おっさんずラブ』の世界が何よりも大好きだった。だから、“パラレルワールド”という形でシーズン1とはまったく異なる世界を描いたシーズン2は受け入れ難かったとのこと。シーズン2の概要が発表されたときは、かなりショックを受けていて、“私の中での『おっさんずラブ』は終わった”などと話していたそうです。

結局、シーズン2については一切見ていないようで、興味なしというのがありありと伝わってきます」

 シーズン1を愛しているオカリナにとって、設定が全く異なるシーズン2は苦痛だったというわけだ。

「シーズン2を受け入れられないからといって、SNSで批判をするようなことがなかったのは、オカリナさんの『おっさんずラブ』愛の深さゆえでしょう」(同)

 そんなオカリナが最近ハマっているのは、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の漫画『鬼滅の刃』だ。2019年4月からアニメ版が放送されていたこともあり、人気が爆発中。芸能人にもファンが多く、オカリナの先輩にあたる椿鬼奴などは“ガチ勢”だと言われている。

「オカリナさんもかなりの『鬼滅の刃』ファンだそうです。でも、SNSではそんなに触れていません。

オカリナさん以上にディープなオタクも多い作品なので、そういった人々に対するリスペクトもあってか、あまり出しゃばらないようにしているみたいです。

『おっさんずラブ』についても劇場版の出演オファーがあったのに、“1人のファンとして見ていたい”という理由で断るくらいだし、芸能人だからといって、特別扱いされることを良しとしない、オカリナさん的こだわりがあるのでしょう」(同)

 作品を利用して自分の価値を高めようなどとは一切考えず、ただただ作品を愛していたいというオカリナ。まさにオタクの鑑そのものだ。