責任の所在はどこに?
人気恋愛リアリティー番組『テラスハウス』に出演中の女子プロレスラー・木村花さんが5月23日に亡くなったと発表された。22歳だった。
木村さんはフジテレビとNetflixで放送されている『テラスハウス』に出演。ヒールキャラを演じていたこともあり、誹謗中傷が殺到していた。
「彼女のSNSには1日に100件以上の『死ね』『うざい』といったメッセージが寄せられていました。母親で元プロレスラーの木村響子さんの元にも『あなたの娘はモラルのかけらもない』などとするDMが送られていたようです」とはスポーツ紙記者。
一部で精神的に不安定な面もあったと報じられた木村さんだが、それは理由にならない。容赦なく誹謗中傷を浴びせた者が悪いに決まっている。
「テラスハウスは『リアリティー番組』と題していますが、実際は演出や編集で“盛られている”部分が多い。ストーリーもカチッとした台本はないものの、ある程度の方向性やそれぞれのキャラクター設定はある。ようは『リアリティー(現実味)』であって『リアル(現実)』ではないのです。そのあたりのことを考えないで、番組内の花さんを素の姿と信じ込んでいる人が多すぎる。
木村さんの死を受けて番組公式ツイッターは、25日深夜にフジテレビで放送予定だった「39th WEEK」、Netflixで配信予定だった「43rd WEEK」(26日~)「44th WEEK」(6月2日~)をすべて休止すると発表した。
「このまま打ち切りが濃厚です。特に外資であるNetflixはこうした出来事を嫌いますからね」(同)
なんとも後味の悪い終わり方になってしまったようだ。