中居正広(Getty Images)

 このままだと時代に取り残されそうだが…。

 日本テレビが3月10日、4月期の番組改編で中居正広がMCを務める金曜深夜のバラエティー番組『新・日本男児と中居』の終了を発表した。

「同番組は19年5月にスタートしましたが、視聴率は4~6%と深夜帯としては及第点。中居のギャラも1本40万円に抑えられており、打ち切りになる理由が見当たりません。3月11日付の『東スポ』によれば、スタッフに番組終了を告げられた中居は当初、ドッキリだと疑っていたそう。しかし、後番組も用意されていなかったことで、『やべ~、まじか…』と天井を見上げてショックを隠せなかったといいます」(芸能記者)

 とはいえ、中居にはまだ『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』『中居大輔と本田翼と夜な夜なラブ子さん』(共にTBS系)、『中居正広のニュースな会』(テレビ朝日系)と4本のレギュラー番組がある。しかし、中居を取り巻く状況は今後厳しくなっていく可能性があるという。

「昨今、テレビ各局やスポンサーが重視しているのが13~49歳のコア層の視聴率。

とりわけ、日本テレビはコアターゲット戦略を徹底しており、4月改編では『メレンゲの気持ち』『火曜サプライズ』といった長寿番組や高視聴率番組までも終了させています。アラフィフになった中居を支持しているのは、主にSMAP世代の中高年。後番組のMCに若い世代に人気のお笑いコンビかまいたちとタレント・指原莉乃を据えているのも、コア層ウケを狙ってのことでしょう」(テレビ関係者)

 さらに、中居にはもう一つの大きな弱点があるという。

「コア層に番組をアピールするにあたり、テレビ局が期待するのが出演者のSNSでの発信力です。中居はガラケーからスマホに乗り換えたのも19年になってからという自他共に認める“機械オンチ”。本人はSNSが告知の場でもあることは理解しているものの、『プライベートを見せたくない』『目立ちたくない』という理由からツイッターやインスタグラムでの情報発信には踏み切っていません。

レギュラー番組で共演する笑福亭鶴瓶宮川大輔といった同世代以上の男性もSNSをやっているだけに、このままだと時代に取り残されていくかもしれません」(前出・テレビ関係者)

 中居は残りのレギュラーを死守できるのだろうか。