バラエティ番組の世界で、徐々に評価を高めているのが、NMB48の渋谷凪咲だ。
3月25日放送のテレビ朝日系『アメトーーク!』の「芸人ドラフト会議」では、麒麟川島が4位に指名し、大喜利の強さとお笑い的な反射神経を絶賛した。
「NMB48の活動拠点が大阪ということもあって、関西ローカルの番組への出演が多く、そこで芸人と絡んでいく中で、お笑いの反射神経を高めていったのが渋谷凪咲です。NMB48のなかではずば抜けて笑いのセンスが良く、アイドル界全体でもおそらくトップなのではないでしょうか。最近は、全国ネットの番組への出演機会も増えていますが、正直いうとポテンシャルはまだ活かせていません」(バラエティ番組関係者)
とはいえ、4月24日放送の『お笑い脱出ゲーム2』(フジテレビ系)では、アンタッチャブル・柴田英嗣、笑い飯・西田幸治、ロッチ・中岡創一、アンガールズ・田中卓志、吉住らとともに大喜利に挑み、そこでもその能力を存分に発揮していた。
「やはりセンスは抜群ですね。芸人と同じレベルで大喜利ができる稀有なアイドルです。特に吉住とのバトルは大きな見せ場となっていました」(同)
ただ、現状のバラエティ番組では、みちょぱ、朝日奈央、生見愛瑠など、“明るい”タイプの女性タレントが重宝される傾向にある。
「渋谷はどちらかというとほんわか系。リアクションもできますが、積極的に前へ前へと攻め込むタイプではない。叩けばとんでもなく響くのですが、叩かれないと何も起きずに終わってしまうことも多いんです。一方、みちょぱや朝日であれば、自ら動いてくれるので、スタッフとしてもある程度計算できる。この点が、渋谷が今ひとつ抜けきれない理由の一つでもあるでしょう」(同)