スピードワゴン小沢一敬

 渡辺正行と言えばコント赤信号リーダーでもあり、近年では賞レースの審査員としての活躍も目立っている。関東の芸人は1度はお世話になっているお笑いライブ「ラ・ママ新人コント大会」の主催者であることでも有名だ。

 このライブの後継を、なんとスピードワゴン小沢一敬が引き受けると話題になっている。ラ・ママ新人コント大会は1986年1月24日から毎月行われていて、過去にはウッチャンナンチャン、フォークダンスDE成子坂、爆笑問題バナナマン等が出演していた人気ライブだ。

 出演するにはまずネタ見せがあり、これがなかなか難しい。電話でエントリーしても半年待ちになる事も過去にはあった。ネタ見せに参加できたとしても、当日は100組近くの芸人が自分の番を待つ。厳しいネタ見せを通ると、コーラスラインコーナーでネタができる。

お客さんが札を持っており、10本上がると強制終了という厳しい演出のあるライブ。なんとかネタを終えても舞台上手と下手に座っているゲスト芸人(1本ネタの出演者)に感想を言われて対応しなければならないので気は抜けない。芸人の中ではとても有名なコーナーだ。

 毎回お客さんがいっぱいで、とても温かい空気でネタをやれるので誰もが出演したいが、この舞台でネタをするのはなかなか難しい。評価が上がると準一本ネタ、一本ネタとネタ時間が長くなる。ラ・ママ新人コント大会はライブ中楽屋にはお菓子とジュースが用意されており、ライブ後も会場で打ち上げがある。

1組1組自分で感想が言う時間が設けられ、ダメ出しもある。

 そして、その後さらに一部が居酒屋に移動し2次会が始まる。ここまで参加させてもらえれば、芸人として一流だと思う。ラ・ママは過去のMCもいろいろな人がやっていて、渡辺正行さんをはじめ、2014年はキングオブコメディ高橋健一さん、せとたけおさん(元ツインテル)、ななめ45°さん、佐々木優介さん(磁石)、現在はスピードワゴン小沢一敬になった。2月12日放送の『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)ではゲストが小沢一敬。ラ・ママ新人コント大会について語られていた。

渡部「あれ、ラ・ママなんかやってんっけ」

小沢「そうリーダーが……」

渡部「知ってるそれ。リーダーの後みたいな、やってんでしょ」

児嶋「え、ラ・ママやってるの?」

小沢「ラ・ママがもうすぐ400回なんだけど、そろそろどうしようってなって」

渡部「渡辺正行さんってレジェンド芸人がずっとね、若手をね手弁当で」

小沢「それこそ我々が20何年前、みんな出てたライブ」

渡部「憧れのライブね」

児嶋「ネプチューンさんくりぃむしちゅーさん……」

渡部「それこそ古くは、とんねるず、ウッチャンナンチャンも出てたような」

小沢「バナナマン、アンジャッシュ……」

渡部「最近リーダーの後を小沢がやるって噂、聞いたよ」

小沢「とりあえず、今は2人でMC、ネタ見せをやってるよ。リーダーの事ちょっと尊敬しだした……。ラ・ママは出る側の時さ、ダメ出しとか言ってくれるじゃん、そうするとはぁっ?って思うじゃん」

渡部「思ってた、思ってた、しょうがないよね」

小沢「その通り変えてスベって責任とってくれるのって思ってたじゃん……はぁっ?って思ってたの、いざこっちで若い子のネタ終わった後、相変わらずリーダーがダメ出しするのよ。めちゃくちゃ正しいと思うもん。確かにそうやったほうが見やすいかもって」

児嶋「リーダーってすごいんだね」

小沢「最初から尊敬しとけ」

 渡辺正行への熱を語る小沢一敬。

他にも「M-1グランプリ2002」で立川談志にスピードワゴンが50点つけられた話や、2001でおぎやはぎ島田紳助に50点、チュートリアル松本人志に50点つけられた話等を懐かしそうにしていた。

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日刊サイゾー2019.11.05