平野紫耀

 昨年11月にジャニーズ事務所を退所し、現在はTOBEの看板タレントである元King&Prince(以下、キンプリ)・平野紫耀。彼が主演を務めた昨年10月期ドラマ『クロサギ』(TBS系)の続編が制作される可能性が浮上し、ネット上で多くの平野ファンが反応している。

 2006年4月期に、山下智久主演作として初ドラマ化された『クロサギ』(同)は、08年に映画化も。そして昨年、テレビドラマのリブート作品として平野版が放送され、全話平均視聴率7.4%(世帯、ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し健闘した。

 この最終回のラストでは、「黒崎の旅はつづく」と続編をほのめかすような文字が登場したが、第3話放送日の昨年11月4日に平野が岸優太神宮寺勇太とともにキンプリを脱退することを電撃発表していた。そのため、当時のネット上では「続編匂わせてたけど、紫耀くんジャニーズ事務所辞めちゃったら、主演続行は無理でしょ」と諦めムードのファンも見られた。

『クロサギ』続編報道、平野紫耀と山下智久を共演させる案も?

 しかし、今月3日発売の「女性自身」(光文社)は、TBS内で『クロサギ』の続編を制作しようという動きがあると報道。加えて、“初代クロサギ”の山下をスペシャルゲストとして登場させる案も出ているという。

 この報道を受け、ネット上では「紫耀くんのクロサギが、またこんなに早く見られるかもしれないなんて! 楽しみすぎる!」「今ならありえるね。

ジャニーズ事務所はもう、辞めジャニをじゃまできないだろうし」と続編を期待する声が続出。

 一方、ジャニーズ事務所の現状を鑑みると、平野がキンプリを脱退したからこそ浮上した話ともいえるだろう。そのため、「そりゃあ続編が放送されたらうれしいけど、私はそれよりキンプリに残ってほしかったよ……」「紫耀くんには活躍してほしいけど、ジャニーズ辞めてよかったとは思いたくはない」と複雑な心境を吐露するファンも一部で見られる。

 また、主演俳優がジャニーズ事務所を退所した後も継続したテレビドラマシリーズといえば、草なぎ剛主演の「戦争シリーズ」(フジテレビ系、カンテレ制作)が思い浮かぶ。

平野紫耀、そもそも俳優業継続の意思は?

 同シリーズは15年1月期に『銭の戦争』、17年1月期に『嘘の戦争』が放送された後、同9月に草なぎが稲垣吾郎香取慎吾とともにジャニーズ事務所を退所。

 制作側には“3部作”の構想があったようだが、テレビ業界の“ジャニーズ忖度”により草なぎは半ばテレビから干され、長らく実現しなかったのだ。

 しかし、退所から約6年がたった今年1月期、ようやく3作目の『罠の戦争』が放送に。これが草なぎにとってジャニーズ事務所退所後初の民放連ドラ主演作となったが、やはり忖度はなくならず、草なぎがテレビで“番宣”を行えたのはカンテレ制作番組などが中心で、通常通りのプロモーションは行えなかったようだ。

 TOBE移籍後のメディア露出は、今のところ“雑誌のみ”の平野。そもそも本人が俳優業を続けていきたいと思っているのか、気になるところだ。