滝沢秀明氏のTOBE、ジャニーズまごつく間に勢力拡大…IMP.は“垣根越える”フェス出演、平野紫耀にファン熱狂

※画像：TOBE「IMP.オフィシャルサイト」より 滝沢秀明氏の新事務所「TOBE」に所属する男性7人組グループ「IMP.」が、大型音楽プロジェクト「D.U.N.K. -DANCE UNIVERSE NEVER KILLED-」による音楽フェスに出演することが決定した。同フェスには国内外のボーイズグループらが集結する予定で、ジャニーズ時代からは考えられない「垣根を超えた交流」にファンがどよめいている。 「D.U.N.K. -DANCE UNIVERSE NEVER KILLED-」は、ラッパーで音楽プロデューサーのSKY-HI（日高光啓）が日本テレビとタッグを組み、ダンス＆ボーカルグループらの事務所・国籍などの垣根を越えた交流を目指して今年から開始したプロジェクト。2月にアーティスト同士の交流を描く同名番組が配信され、3月にはSKY-HIやBE:FIRSTらBMSG所属アーティストをはじめ、GENERATIONS、&TEAMらが出演する音楽フェスが開催された。 プロジェクトの第2弾として、同名の地上波番組が今月18日から日テレ系でスタートし、12月2日～3日に音楽フェス「D.U.N.K. Showcase in KYOCERA DOME OSAKA」を開催予定。同フェスは前回から引き続きの参加となるSKY-HI、BE:FIRST、&TEAMに加え、韓国の8人組グループ・ATEEZ、そしてIMP.の出演が決定した。 IMP.は、ジャニーズJr.内ユニット「IMPACTors」として活動していた7人が全員でジャニーズ事務所を退所し、そのままのメンバーでTOBE所属となって今年7月に結成。8月に配信シングル「CRUISIN’」で世界同時配信デビューを果たし、オリコンの「週間デジタルシングル（単曲）ランキング」で1位を獲得するなど反響を呼んだ。 かつてのジャニーズ事務所は競合するボーイズグループを快く思わず、自社のグループが登場する音楽番組などに出演させないよう、テレビ局に圧力をかけていたともいわれる。最近は他のボーイズグループと音楽番組で共演する機会が徐々に増えてきたが、それでもどこか「壁」を感じさせていた。その壁を取り払うためか、先日は木村拓哉がかつてジャニーズが圧力をかけていたと疑われていた「DA PUMP」のライブをお忍びで訪れたとし、一部で「事務所立て直しへの全方位外交」などと報じられた。 しかし、今回のIMP.のフェス出演はライブのお忍び訪問どころではない。SKY-HIを中心にした音楽プロジェクトのフェスで、BE:FIRSTや&TEAM、さらに韓国のATEEZとも共演するのだ。おそらく日テレ系の番組でグループ同士の交流の様子も放送されるだろう。「外交戦略」という意味では、明らかにジャニーズよりもTOBEが先んじているようだ。近年は、ジャニーズでも他のボーイズグループとの共演をオープンにしていこうという方針が芽吹いていたのだが、性加害問題の拡大によって「それどころではなくなった」というのが正直なところだとみられる。 さらに、TOBEでは元King ＆ Princeの平野紫耀が本格活動再開に至っていないにもかかわらず、すでに“平野フィーバー”を巻き起こしている。先日、平野はファッション誌「ELLE Japon（エル・ジャポン）」11月号（ハースト婦人画報社）の特別版で表紙を飾ったが、発売に先立ってネット予約が開始されると各販売サイトで瞬時にして売り切れに。発売前に重版が決定し、一部書店では混乱を避けるために当日売り分が「抽選販売」になるなど、すさまじいファンの熱狂を生み出した。 7月に開設した公式Instagramはフォロワー数が約407万人に達し、ジャニーズの個人アカウントでトップになっている木村の約400万人を追い越してしまった。ジャニーズ全体でのトップは嵐の約441万人だが、これを超えてしまう日も遠くはないだろう。9月25日には、世界的ダンサーのRIEHATAとコラボしたダンス動画をInstagramで公開し、こちらも10月4日現在で730万回再生を突破するなど大きな話題となった。 滝沢氏の秘蔵っ子であるIMP.が切り込み隊長として道を開き、事務所のエースになると目される平野は準備万端。9月いっぱいでジャニーズを退所した元King ＆ Princeの岸優太の合流も既定路線と噂され、ジャニーズとは対照的に明るい話題が盛りだくさんとなっている。 ジャニーズはエージェント会社を設立してタレントと個別契約を結ぶ新体制を発表しており、その移行期間なども含めて今後もゴタゴタが続くはずで、その間に絶好調のTOBEが勢力をどんどん拡大させていきそうだ。