10月6日、NHKは大みそかの『第74回紅白歌合戦』の司会を有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナが務めると発表した。
業界では紅白出場はNHKへの貢献度も強く考慮される。
「有吉は『いつも仕事している芸人連中は、あんまり関わりたくないのでTVで見てほしいです』と語っていましたが、本来は単体で輝くタイプではなく、直近で司会を務めたウッチャンナンチャン・内村光良や大泉洋に比べると小粒感は否めません。紅白の台本は600ページあると言われており、司会者の質問がセリフになっているだけではなく、歌手側の回答やそれを聞いた司会者のリアクション、さらにはこのトークを聞いていた審査員のコメントなども一言一句、書かれている。毒舌が売りである有吉の良さが活かされる場面はほとんどないのでは」(芸能ライター)
今年は、性加害問題の影響でジャニーズタレントの例年通りの出演が難しい状況。
「嵐の25周年イヤーとあって、当初は櫻井翔や大河ドラマ『どうする家康』で主演する松本潤が本命視されていました。
そんななか、紅白司会に色気を出していたのが、ダウンタウン・松本人志である。9月17日に放送された『まつもtoなかい』(フジテレビ系)にて、「やりたい仕事」の話題で盛り上がった際、「あえてやけど、『紅白』の司会やってみたい」と語ったことは大きな話題を呼んだものだった。
「有吉とダウンタウンには因縁があります。有吉は、2008年放送の『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)で初参戦。2009年には『リンカーン』(TBS系)で、人気企画『説教先生』に出演し、ダウンタウンをはじめとしたレギュラーメンバーに説教するという体裁で悪口を連発しました。しかし、有吉が冠番組を担当するMCとして独り立ちしたことでダウンタウンとの共演はなくなり、ライバル関係に。
また、松本の相方である浜田雅功も有吉との因縁がささやかれる一人。
「過去の番組でロンドンブーツ1号2号・田村淳が挙げた『嫌いな芸人』に濱田が激しく同意するシーンが。ピー音が入っていましたが、その内容から当時はアンタッチャブル・山崎弘也か有吉が有力視されていましたが、2020年の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で、『ザキヤマ ダウンタウンを共演NGにしてた説』の検証が行われ、浜田と山崎が共演を果たしたことで、有吉だった説が濃厚となりました」(前出・芸能記者)
ともあれ、「ジャニーズなし」で視聴率がワーストを更新する懸念もある今年の紅白。有吉が救世主となるか見物だ。