人気アイドルグループ日向坂46の元メンバーの影山優佳が10月13日、大手芸能事務所、プロダクション尾木への移籍とオフィシャルサイト『~かげさぽのお席~』のオープンを発表した。
影山は、16年5月に開催された『けやき坂46(ひらがなけやき)オーディション』に合格してお披露目会でデビュー。
「影山さんといえば、世間的に大きな注目を集めたのが昨年に開催されたサッカーW杯カタール大会でしょう。小学生時代に地元のサッカークラブに所属していたことに加えて、以前から『あなたのハートにゲーゲンプレス♡』といったキャッチフレーズを愛用するなど、無類のサッカー通としてファンの間では認知されていました。実際、サッカー番組やW杯の関連番組などでは元日本代表の本田圭佑さんや内田篤人さんをもうならせる博識ぶりを披露。“アイドル界一のサッカー通”の評判に恥じない実力を発揮し、一般的な知名度を高めました」(アイドル誌ライター)
こうしてブレークを果たす中、影山も今がソロ活動に転じるチャンスと思ったのだろう。
今年2月にグループからの卒業を発表し、7月をもってグループとしての活動を終了。
10月からは女優・仲間由紀恵らが在籍するプロダクション尾木に所属し、タレント活動を続けているわけだが、移籍にあたっては違和感を感じたファンや業界人も少なくなかったという。
前出のアイドル誌ライターは語る。
「坂道シリーズの卒業生の多くは坂道と縁の深い“ソニー系”の事務所に所属していますし、影山さんが移籍の際にSNSで発信した『幼き日からの憧れであるお芝居の世界をはじめ、さまざまな分野に挑戦し続けられたらと思っております』といったコメントにも腑に落ちない部分がありました。グループ在籍時のソロ活動を見ても女優業よりはサッカー番組やスポーツ情報番組、クイズ番組などでのタレント業の方が目立っていましたからね。そもそもプロダクション尾木よりもソニー系の事務所の方が、売れっ子女優を多数抱えている印象もありますし」
そうした中、別の芸能事務所のマネジャーは声を潜めてこう明かす。
「影山さんの移籍に関してはプロダクション尾木の幹部による引き抜き工作に、日向坂46の所属事務所を傘下に持つソニー・ミュージックエンタテインメント側が嫌悪感を示し、ひと悶着あったと業界内ではもっぱらです。
何とも興味深い噂だが、なぜ『プロダクション尾木』は業界のタブーを破ってまで影山に手を伸ばしたのか?
「端的に言って彼女の才能が欲しかった、ということでしょう。プロダクション尾木は3年前に華原朋美さんが独立し、仲間由紀恵さんもママになってからは以前に比べると芸能活動はセーブ気味。石坂浩二さんや三田佳子さんも御高齢でガツガツ仕事をするという感じでもなく、新妻聖子さん頼みといった状況ですからね。知名度と才能がある若手タレントが欲しいということで、影山さんに白羽の矢が立ったんでしょう。影山さん本人もそうした背景を理解したうえでの移籍だと思います。
果たして影山は移籍先の期待に応えるだけの活躍を見せることができるのだろうか。